エッセー「女が築いた日本国」第三回 三田誠広 第三回 小倉百人一首の一番歌 鎌倉時代の半ばに藤原定家が編んだ『小倉百人一首』は、誰でも知っているだろう。 カルタとしてばらばらにしてしまうとわからないのだが、あれには順番がある。 一番歌は天智天皇、二番歌は持統女帝ということになっている... 2025.07.04エッセー三田誠広
エッセー「女が築いた日本国」第二回 三田誠広 第二回 神宿る女――持統女帝は史上最高の独裁者 日本の歴史は、『古事記』と『日本書紀』によって始まる。 両書は、ほぼ同じ時期にまとめられた。 同じ時期にまとめられたのに、なぜ二種あるのか。 この点について確認しておきたい。 太古の時代には、... 2025.06.26エッセー三田誠広
エッセー「女が築いた日本国」第一回 三田誠広 第一回 神宿る女――天照大神はなぜ女神か 女が築いた日本国、というタイトルでこの原稿を書き始めたのだが、タイトルを書いた途端に気になった。「女」というのは差別語ではないか。 近ごろは、男と女を区別すること自体が差別的なのだと考える人もいるよ... 2025.06.20エッセー三田誠広