雨宮由希夫

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書評『新・木戸番影始末(七) 迷いの果て』

書名『新・木戸番影始末(七) 迷いの果て』著者 喜安幸夫発売 光文社文庫発行年月日  2023年10月20日定価  ¥680E江戸時代、江戸・大坂や京をはじめ、多くの城下には町ごとに木戸が設けられ、その木戸には「番太郎」または「番太」と呼ば...
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書評『武士の流儀(九)』

書名『武士の流儀(九)』著者 稲葉念発売 文藝春秋発行年月日  2023年10月10日 定価  ¥730E『武士の流儀』は2019年6月にスタート。本作は第9巻目である。 文政3年(1820)4月 将軍家斉の治世下の江戸が舞台背景である。 ...
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書評『絵師金蔵赤色浄土』

書 名『絵師金蔵赤色浄土』著 者 藤原緋沙子発行所 祥伝社発行年月日 令和5年5月20日定 価    ¥1925E 「絵金」、何と俗な名前か。しかも、一度耳にすると決して忘れられない強烈な余韻が残る名前であるが、浅学菲才の身で、本書に出会う...
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書評『女スパイ鄭蘋茹の死』

書名『女スパイ鄭蘋茹の死』             著者 橘かがり発売 徳間書店発行年月日  2023年3月15日定価  ¥720E 女スパイ鄭蘋茹の死 (徳間文庫)作者:橘かがり徳間書店Amazon  不幸な時代、日中のはざまで生きた女性...
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書評『熱河に駆ける蹄痕 小説小日向白朗』

書 名   『熱河に駆ける蹄痕 小説小日向白朗』      著 者   織江耕太郎発行所   春陽堂書店発行年月日 2022年8月31日定 価    ¥1800E 小説 小日向白朗 熱河に駆ける蹄痕作者:織江耕太郎春陽堂書店Amazon 大...
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書評『異状死』

書名『異状死』   著者 平野久美子発売 小学館発行年月日  2022年10月4日定価  ¥900E異状死 ~日本人の5人に1人は、死んだら警察の世話になる~(小学館新書)作者:平野久美子小学館Amazon 「異状死」とは聞きなれない奇妙な...
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書評『友よ』

書名『友よ』               著者 赤神諒発売 PHP研究所発行年月日  2022年12月21日定価  ¥2100E 友よ作者:赤神 諒PHP研究所Amazon 「一領具足」と呼ばれる半農半士を主力とした軍を率い、四国に覇をとな...
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書評『一睡の夢』共同通信掲載

『一睡の夢』 評 雨宮由希夫                  一睡の夢 家康と淀殿 (コルク)作者:伊東潤コルクAmazon  副題に「家康と淀殿」とあるように、戦国の世を生き抜いた二人を主人公とし、豊臣家が滅亡した大坂の陣の真相を活写し...
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書評『鬼女』

書名『鬼女』著者 鳴海 風発売 早川書房発行日 2022年9月25日定価  本体2900円(税別)鬼女作者:鳴海 風早川書房Amazon  大岡昇平に「母成(ぼなり)峠の思い出」という戊辰戦争の本質を突いた短いが味わい深いエッセイ(『太陽』...
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書評『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』

書名『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』著者 羽鳥好之発売 早川書房発行年月日  2022年10月25日定価  ¥2000E 尚、赫々【かくかく】たれ 立花宗茂残照作者:羽鳥 好之早川書房Amazon  関ヶ原の合戦の後日談として、徳川家康が「立...