2023-04

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー

第25回「江戸―平安時代から家康の建設へ」(中公新書)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー25「江戸―平安時代から家康の建設へ」(斎藤慎一、中公新書) 東京は世界有数の国際都市ですが、東京となってからまだ150年余りです。それまでは「江戸」と呼ばれていたのは周知のことですが、最近は、近世の江戸に...
シネコラム

第572回 怒りを胸にふり返れ

第572回 怒りを胸にふり返れ昭和四十七年十二月(1972)大阪 堂島 大毎地下 私がジェフ・ブリッジスの出演作で一番好きなのは、若い頃に出会った『ラスト・ショー』だが、同じ頃に観た映画で、ブリッジスが高校生を演じていたのが『怒りを胸にふり...
お知らせ

日本歴史時代作家協会会報第7号をお届けしました

日本歴史時代作家協会の会員のみなさまへ、会報誌第7号(2023.02.20)を登録のご住所へお届けしました。「歴史行路」サイトおよび電子書籍「歴史行路文芸文庫」の事業に関する告知の関係で、当初の予定よりも会報誌のお届けが遅くなりました。お詫...
シネコラム

第571回 夕陽の群盗

第571回 夕陽の群盗昭和五十年七月(1975)大阪 中之島 SABホール ジェフ・ブリッジスが『ラスト・ショー』と同類の不良少年を演じる『夕陽の群盗』は、一九七〇年代に大阪中之島のSABホール西部劇特集で『男の出発』と二本立てだった。他に...
歴史行路

歴史時代小説が無料で読める「小説 歴史行路」コーナー開設

2023年4月に全面リニューアルした歴史行路サイトで、「小説 歴史行路」のコーナーがスタートしました。未発表の作品を中心に、日本歴史時代作家協会所属の作家たちの小説がお読みいただけます。 gただいま、飯島一次さんの落語「崇徳院」に題材を取っ...
シネコラム

第570回 トゥルー・グリット

第570回 トゥルー・グリット平成二十三年四月(2011)新宿 新宿武蔵野館 ジェフ・ブリッジスは好きな俳優で、なんといっても最初に観た『ラスト・ショー』が最高に素晴らしかった。その次の『怒りを胸にふり返れ』も『ラスト・ショー』同様に高校生...
頼迅一郎(平野周)

第24回「倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史」 (星海社新書)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー24「倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史」(渡邊大門、星海社新書) 本書は衝撃的な本です。刺激的なタイトルばかりでなく、本書を読むと今までイメージしていた戦国時代というものが、根底から覆るかもしれません。 戦...
シネコラム

第569回 華麗なる対決

第569回 華麗なる対決昭和四十七年十月(1972)大阪 道頓堀 松竹座 ブリジット・バルドーの主演作を最初に観たのはフランス製の西部劇『華麗なる対決』だった。一九七二年であり、それ以前のバルドー映画はほとんど映画館で観る機会がなかったし、...
新刊

【新刊】三田誠広『光と陰の紫式部』

2023年4月、三田誠広さんの長編歴史小説『光と陰の紫式部』(作品社)が刊行されました。幼くして安倍晴明の弟子となり卓抜な能力を身に着けた香子=紫式部。その波瀾の生涯を描く長編小説。
シネコラム

第568回 シティ・スリッカーズ

第568回 シティ・スリッカーズ平成四年五月(1992)池袋 文芸坐 四十代を目前にしたミッチ、フィル、エドの三人。仕事への意欲もなくし、家族との関係も惰性である。気心の知れた親友三人で年に一度、イベントを計画して思い切り遊ぶ。それだけが生...