2023-04

頼迅一郎(平野周)

第23回 図説 常陸武士の戦いと信仰(戎光祥出版)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー24「図説 常陸武士の戦いと信仰」(茨城県立歴史館編、戎光祥出版株式会社) マンガ、アニメは日本を飛び出して世界規模で受け入れられています。子供の頃に夢中で読んだ『忍者武芸帳』(白土三平)(注1)や『水滸伝...
シネコラム

第567回 チャトズ・ランド

第567回チャトズ・ランド昭和四十七年七月(1972)大阪 難波 南街劇場 私が初めてチャールズ・ブロンソンを観たのは西部劇『荒野の七人』のリバイバル上映であった。オリジナル『七人の侍』の千秋実に相当する気のいいガンマンの役だ。 ブロンソン...
シネコラム

第566回 砂漠の流れ者

第566回 砂漠の流れ者昭和五十年七月(1975)大阪 中之島 SABホール  暴力描写が評判のサム・ペキンパー作品でありながら、ユーモアあふれるのがジェイソン・ロバーズ主演の『砂漠の流れ者』である。時代背景はガンマンやカウボーイが活躍した...
頼迅一郎(平野周)

第22回 「足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏」(吉川弘文館)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー22「足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏」(谷口雄太、吉川弘文館(歴史文化ライブラリー559)「御三家」といって、郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎を思い浮かべる方は、私と同世代です。橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦...
シネコラム

第565回 ワイルドパンチ

第565回ワイルドバンチ昭和五十年七月(1975)大阪 中之島 SABホール サム・ペキンパー監督の西部劇として、一番有名なのが『ワイルドバンチ』であろう。 二十世紀初頭の西部、メキシコ国境に近い町で軍服の強盗団が鉄道会社を襲う。首領のパイ...
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第564回 わらの犬

第564回 わらの犬昭和四十七年九月(1972)大阪 堂島 大毎地下  サム・ペキンパーといえば、暴力描写に定評のある西部劇の巨匠である。私のペキンパー初体験は西部劇ではなかった。一九七二年の秋、十八歳のとき、映画は『わらの犬』で、現代劇で...
お知らせ

日本歴史時代作家協会、「歴史行路」を譲受け、リニューアル

2023年4月、日本歴史時代作家協会では、日本の歴史と文化を物語るウェブサイト「歴史行路」(2015年6月開設)とその電子書籍事業をムシカゴグラフィクス社より譲り受けました。それにともない、「歴史行路」サイトもコンテンツを一新し、リニューア...