シネコラム第593回 人生とんぼ返り 第593回 人生とんぼ返り平成十五年五月(2003)池袋 新文芸坐 昔のフィルムはセルロイドであったため、燃えやすく、映写機の高熱のライトで加熱して火事になることもあったそうだ。実は私、一度だけ、映画館でフィルムが燃えるのに出会ったことがあ... 2023.06.30シネコラム
お知らせ決定! 第12回日本歴史時代作家協会賞 各賞候補作(2023年度) 日本歴史時代作家協会は、6月27日(火)、第12回日本歴史時代作家協会賞の新人賞、文庫書き下ろし新人賞、作品賞の各候補作が発表いたしました。●新人賞(歴史時代作品デビューから3年以内の作家で、2022年6月から2023年5月刊行までの四六判... 2023.06.27お知らせ日本歴史時代作家協会賞
シネコラム第592回 残菊物語 第592回 残菊物語平成十一年十月(1999)武蔵小金井 小金井福祉会館 かつては地域の公民館や図書館など公共施設で十六ミリフィルムによる古い名作映画の無料上映会が頻繁に行われていた。小金井市は我が家から遠いが、散歩の途中、たまたま路上でポ... 2023.06.26シネコラム
新刊【新刊】伊丹完『大江戸秘密指令2 景気回復大作戦』 2023年6月、伊丹完(いたみかん)さんの文庫書き下ろし時代小説『大江戸秘密指令2 景気回復大作戦』(二見時代小説文庫)が刊行されました。はみ出し藩士たちが藩主の命で町人になりすまし、健気に暮らす江戸の庶民を食い物にする悪を、チームで懲らし... 2023.06.25新刊
シネコラム第591回 鶴八鶴次郎 第591回 鶴八鶴次郎平成四年十一月(1992)早稲田 ACTミニシアター 男女の仲はちょっとした行き違いで取り返しのつかないことになりかねないという話。川口松太郎原作の『鶴八鶴次郎』は何度も映画化TVドラマ化されていて、私は一九八三年の東... 2023.06.24シネコラム
シネコラム第590回 旅役者 第590回 旅役者平成十一年五月(1999)千石 三百人劇場 演劇好きだった若い頃、都営地下鉄千石駅前にあった三百人劇場で、劇団昴の公演を何度か観た。客席数が三百なので、三百人劇場という。忘れられないのはダニエル・キイス原作の『アルジャーノ... 2023.06.22シネコラム
シネコラム第589回 南の島に雪が降る 第589回 南の島に雪が降る平成十四年十一月(2002)池袋 新文芸坐 古書店で加東大介の著書『南の島に雪が降る』を見つけて、読んだのは一九八〇年代半ばである。加東大介といえば、黒澤明監督の『七人の侍』をはじめ、数々の映画に出ている名優で、... 2023.06.19シネコラム
シネコラム第588回 雲の上団五郎一座 第588回 雲の上団五郎一座平成十四年十一月(2002)池袋 新文芸坐 若い頃からさんざん通った池袋の文芸坐が一九九七年の三月に老朽化のため閉館した。ここで最後に観たのはセクシー美女が暴れる『カサブランカ』のパロディSF『バーブワイヤー』だ... 2023.06.17シネコラム
シネコラム第587回 九八とゲイブル 第587回 九八とゲイブル平成二十二年五月(2010)神保町 神保町シアター 井上ひさしの小説『モッキンポット師の後始末』を読んだのは一九七〇年代の前半、私の大学入学の頃で、当時、石坂浩二主演のTVドラマとして放送されており、原作小説は読み... 2023.06.14シネコラム
新刊【新刊】藤原緋沙子『江戸のいぶき 藤原緋沙子傑作選』 2023年6月、藤原緋沙子さんの傑作集『江戸のいぶき 藤原緋沙子傑作選』(光文社文庫)が刊行されました。選者は、菊池仁さんです。 2023.06.14新刊