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お知らせ

自著を電子書籍、ペーパーバック(紙の本)に!

日本歴史時代作家協会新・電子書籍出版サービス開始のお知らせ日本歴史時代作家協会では、会員の創作活動をより柔軟に、より広く支援するため、2026年1月より、新たな電子書籍出版サービスを開始することとなりました。本サービスは、Amazon Ki...
シネコラム

第718回 声をかくす人

第718回 声をかくす人平成二十四年九月(2012)渋谷 ショウゲイト試写室 俳優のロバート・レッドフォードは名監督としても数々の名作を世に送っている。 アメリカが同胞同士、南と北に分かれて戦った南北戦争。北軍の勝利は決定的となり、大尉とし...
エッセー

「女が築いた日本国」第二十七回 三田誠広

第二十七回 間人皇女の謎 大化改新と昔は呼んでいたが、いまは乙巳の変と呼ばれている。 三韓の使節を迎える板葺宮という当時の皇居内で、若い皇子が大臣を斬り殺したという、恐るべきテロリズムであり、驚天動地のクーデターだった。 殺した側から見れば...
エッセー

「女が築いた日本国」第二十六回 三田誠広

第二十六回 皇極・斉明女帝の謎 皇極女帝は一度退位したあとで、重祚(天皇に二度なること)して斉明女帝となった。 そこには謎がある。 二度も天皇になった人物は、歴史上二人しかいない(もう一人は奈良時代の孝謙・称徳女帝)。 その一人目だから、空...
お悔やみ

さよなら 藤井邦夫さん

会員で作家の藤井邦夫(ふじい・くにお)さんが、10月12日(日)未明、心不全のため東京都内でご逝去されました。享年78でした。藤井さんは北海道のご出身。大学卒業後に東映へ入社し、助監督、監督や脚本家を経て、テレビドラマ「特捜最前線」や「暴れ...
シネコラム

第716回 破れ傘長庵

第716回 破れ傘長庵令和七年十一月(2025)神保町 神保町シアター かつて一九七〇年代の半ば、中村錦之助が萬屋錦之介に改名してから作られたTV時代劇に『破れ傘刀舟悪人狩り』があり、主人公は腕のいい長崎帰りの医者で、酒好きだが正義のために...
エッセー

「女が築いた日本国」第二十五回 三田誠広

第二十五回 推古女帝はなぜ天皇になったのか 江戸時代に始まった男尊女卑の思想は、敗戦を契機にいくぶんかは緩和されたのだが、学者の多くは戦前のままの、頑固な思い込みを棄てきれていない。 古代の女帝は緊急の場合のつなぎであったり、陰で政治を支配...
頼迅一郎(平野周)

第67回『伝説の将軍 藤原秀郷〈新装版〉』(吉川弘文館)

『伝説の将軍 藤原秀郷〈新装版〉』(野口実、吉川弘文館) 藤原秀郷といえば、平将門を討った武将として有名です。また、ムカデ退治の田原藤太秀郷としても有名です。 ただし、本書は同じ出版社で発行されている「人物叢書シリーズ」のような人物評伝では...
エッセー

「女が築いた日本国」第二十四回 三田誠広

第二十四回 堅塩媛と小姉君 ぼくの話はすぐに横道に逸れる。 話を本流に戻して、最初の女帝、推古女帝から歴代の女帝について語っていきたいと思っているのだが、その前に、欽明天皇の跡を継いだ天皇の母親について、話をしておきたいと思う。 欽明天皇の...
合評会

生田修平 「幽霊」

→PDF版で読みたい方はこちら幽霊 生田修平 真夏の上野、午後4時、私は幽霊を見た。サラリーマンの格好をして、足があった。手はだらんと下におろすいつもの幽霊のポーズでガラス張りのビルの中を歩いていた。 会社に戻り、早速、同僚にその旨報告した...