シネコラム第726回 座頭市物語 第726回 座頭市物語平成四年三月(1992)高田馬場 パール座 小学生の頃、私は座頭市を映画で観る前からすでに知っていた。一九六〇年代の日本で、時代劇ファンでなくとも、異色ヒーロー座頭市を知らない人はいなかったと思う。杖をついて街道をよろ... 2026.02.21シネコラム
エッセー「女が築いた日本国」第三十五回 三田誠広 第三十五回 和気清麻呂と藤原百川 明治時代に発行された十円札の表面には、和気清麻呂の肖像画が印刷されていた。 これが通用したのは昭和の初めくらいまでだから、ぼくは知らない。ぼくの子どものころの十円札は、人の肖像ではなく、国会議事堂が描かれて... 2026.02.21エッセー三田誠広
合評会生田修平 「潜血便」 →PDF版で読みたい方はこちら潜血便 生田修平(1) 美容室で鏡に映る自分の姿を眺めると、老いを実感せざるを得なかった。白髪交じりかつ薄めの頭髪。全体的に艶がなく、ところどころにシミのある肌……。 この日は新しい発見があった。髪の毛や顔ばか... 2026.02.21合評会
エッセー「女が築いた日本国」第三十四回 三田誠広 第三十四回 孝謙・称徳女帝と道鏡禅師 古代最後の女帝。 皇極・斉明女帝と同じように、二度にわたって即位したので、諡号が二つある。最初が孝謙、二度目が称徳。ここでは孝謙女帝と呼ぶことにしよう。 ぼくは大昔に『天翔る女帝』(廣済堂出版)という作... 2026.02.14エッセー三田誠広
合評会生田修平 「インフレ時代の学校経営~三部作」 →PDF版で読みたい方はこちらインフレ時代の学校経営~三部作 生田修平【黒板消し】 1970年代、列島は未曽有のインフレに直撃される。1974年の消費者物価指数は20%を超え、当時の福田赳夫蔵相は「狂乱物価」と命名した。物価高は小学校の経営... 2026.02.11合評会
合評会川島怜子「村雲の誘惑」 →PDF版で読みたい方はこちら村雲の誘惑 川島怜子淡い赤が部屋のひと隅を照らす。パチッ、パチパチ、深更を深める夜二人きりの部屋に、灯る灯明の芯の微かな音が響く――「そなたを見ていると懐かしい…」米一丸はふと視線を落とした。村雲は華奢な指で、... 2026.02.10合評会
シネコラム第724回 アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし 第724回 アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし令和八年一月(2026)新宿 新宿ピカデリー 事前の情報を調べず、予告編も見ず、ぶらっと映画館に入ったら、面白い作品だったという経験は貴重である。最初から興味のないジャンルは敬遠するので... 2026.02.08シネコラム
イベント2026年日本歴史時代作家協会の新年会を開催しました 2月1日|新宿ライオン会館|新年会のご報告2月1日(日)、東京・新宿のライオン会館にて、日本歴史時代作家協会の2026年新年会を開催しました。当日は28名の会員の皆さまにご参加いただき、終始にぎやかで和やかな会となりました。ご出席いただいた... 2026.02.07イベント
エッセー「女が築いた日本国」第三十三回 三田誠広 第三十三回 光明皇后と紫微中台 持統女帝と藤原不比等が夢に描いた藤原京は、唐の長安を模したといわれている理想の王都だ。幅の広い道路を碁盤の目のように縦横に走らせ、中央に新宮殿を建設するところまでは実施された。だが道路は通ったものの、王都とし... 2026.02.06エッセー三田誠広
頼迅一郎(平野周)第69回『江戸の居酒屋 (歴史新書)』(洋泉社新書) 『江戸の居酒屋 (歴史新書)』(伊藤善資、洋泉社新書)「呑兵衛」と書いて何と読むでしょうか。「どんべえ」ではありません。「のんべえ」と読むそうです。文字通り「酒飲み」のことです。 現在では日本酒は、国際的にも注目されていて、和食の普及と共に... 2026.02.01頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー