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合評会

石井建志「にゃんと、朝鮮出兵で猫七匹も連れて行った 武将「島津義弘」の話」

→PDF版で読みたい方はこちらにゃんと、朝鮮出兵で猫七匹も連れて行った武将「島津義弘」の話(「どうぶつ愛護の物語集」より)石井建志 動物好きの武将と言えば、まず思い浮かぶのは「犬公方」と呼ばれる江戸幕府5代将軍「徳川綱吉」。「生類憐れみの令...
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石井建志「動物写真家・小原玲の生涯」

→PDF版で読みたい方はこちら動物写真家・小原玲の生涯 (「どうぶつ愛護の物語集」より)石井建志「ミャアミャア」「ギャーギャー」という子猫のような鳴き声が聞こえる。あれはタテゴトアザラシの赤ちゃんが親を呼ぶ声だが、動物写真家で故人の小原玲を...
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生田修平「駄菓子屋」

→PDF版で読みたい方はこちら駄菓子屋生田修平【プロローグ】私は4人兄弟。周りも2~3人が多く、1人っ子が珍しかった1970年代。子どもは大きなマーケットだった。私の家の周辺には駄菓子屋が乱立。私にとって駄菓子屋は生活のど真ん中に位置してい...
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堀江岳彦「かみかくし」

→PDF版で読みたい方はこちらかみかくし堀江岳彦  浅草田圃、田植えに備えて張られた水が春の日差しを浴びて眩しい。大川、山野堀沿い日本堤の桜は満開を迎え、市井の人々が行き交う季節となる。  明六つ、登楼客の帰りに合わせて大門前は客待ちの駕籠...
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左門新「佐倉の華」第二章

→PDF版で読みたい方はこちら(第一章は「植疱瘡事始め」として前回合評会掲載)佐倉の華左門 新第二章 「帝王挙子」第一節 佐倉順天堂再訪 ときおり砂埃が舞い上がり、荷車の轍や馬の蹄の跡が走る、曲がり角の多い小径を歩いている順天堂大学病院研修...
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生田修平「入札」

→PDF版で読みたい方はこちら入札生田修平 自社工場内の施設の発注担当者は頭を抱えた。新工場建設に梅原プラント、松原建設、竹山工務店の3社が入札したのだが、驚くことに全く同じ価格だった。加えて、技術力、品質、納期、アフターフォローについても...
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生田修平「人材難」

→PDF版で読みたい方はこちら人材難生田修平 木下は中堅企業の人事課長だ。事業遂行のあるプロセスで「命じられたことに対して、一切疑問を抱かず、忠実に実行する人材」が急遽必要になった。いくらでもいそうな感じがするが、この人材を見つけるのは容易...
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生田修平「完全犯罪」

→PDF版で読みたい方はこちら完全犯罪生田 修平篠原は殺人の完全犯罪を企てることにした。篠原の長年のモットーは「失敗は成功の素」である。失敗事例を検証し確実な方途を見つけるのが篠原のスタンスだ。正直言って、篠原は自らアイデアを産み出すのは苦...
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生田修平「不敬罪」

→PDF版で読みたい方はこちら不敬罪生田修平ある熟女がスーパーボールすくいに興じていた。スーパーボールを3つすくい、4つ目で破れた。熟女は3つを手に入れた。1つは娘にあげた。もう1つは自分で持つことにした。最後の一つをビルの屋上から、街中に...
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生田修平「なにがし」

→PDF版で読みたい方はこちらなにがし生田修平なにがしは、名前が不明だったり、名の特定がさして重要でない場合などでよく使われる。芥川龍之介の「芋粥」に登場する五位のなにがしは「伝わる資格がない平凡な男」とのこと。化学専門商社の営業マン山田な...