シネコラム第723回 ジョルスン物語 第723回 ジョルスン物語令和八年一月(2026)渋谷 シネマヴェーラ 和田誠著『お楽しみはこれからだ』が文藝春秋から刊行されたのが一九七五年、当時、映画好きの学生だった私はすぐに購入し、むさぼるように読んだ。映画の名セリフがイラスト入りで... 2026.01.31シネコラム
シネコラム第721回 サムシング・エクストラ! 第721回 サムシング・エクストラ!令和七年十二月(2025) 立川 シネマシティ 宝石店を襲った二人組の強盗。黒づくめに動物の仮面。うずくまって震えているカップルの客。若い強盗が客に訊く。おまえら、なんでここにいる。すると、男が情けなそう... 2026.01.18シネコラム
シネコラム第719回 カトマンズの恋人 第719回 カトマンズの恋人昭和四十六年一月(1971)滋賀 水口町 水映 一九七〇年の年末から七一年の正月にかけて、高校二年の私は滋賀県の水口町に滞在していた。その町の天満宮で母方の祖父が宮司をしており、冬休みを利用し、私は社務所に寝泊ま... 2025.12.28シネコラム
シネコラム第717回 鍵泥棒のメソッド 第717回 鍵泥棒のメソッド平成二十四年九月(2012) 渋谷 シネクイント リー・ストラスバーグの『メソッド演技』はリアリズム演技の方法論で、演劇を勉強する俳優志望者の入門書である。『鍵泥棒のメソッド』とどうつながるのか。 主要登場人物は... 2025.12.12シネコラム
シネコラム第715回 リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界 第715回 リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界令和七年五月(2025) 日本橋 TOHOシネマズ日本橋 一九七七年、英国郊外の自宅でひとりの老女がインタビューを受ける。アメリカで美貌のファッションモデルとして売り出し、写真家に転じ、第二次大戦... 2025.11.30シネコラム
シネコラム第713回 宝島 第713回 宝島令和七年十月(2025)立川 TOHOシネマズ立川立飛 真藤順丈の長編小説を映画化した『宝島』は、終戦直後から本土復帰までを描いた沖縄の現代史であり、戦後八十年の今年に観るべき映画であると私は思う。 かつて、わが国はアメリカ... 2025.11.17シネコラム
シネコラム第711回 図々しい奴(1964) 第711回 図々しい奴(1964)令和七年十月(2025) 阿佐ヶ谷 ラピュタ阿佐ヶ谷 クレイジーキャッツの谷啓は芸名の由来ダニー・ケイの『虹をつかむ男』へのオマージュ『空想天国』などでユニークな個性を発揮する。私が一番好きな主演作は『クレ... 2025.11.02シネコラム
シネコラム第708回 イン・ザ・プール 第708回 イン・ザ・プール平成十九年十一月(2007) 高田馬場 早稲田松竹 奥田英朗の小説を三木聡監督がギャグ満載で映画化した『イン・ザ・プール』は公開より少し遅れて高田馬場の早稲田松竹で観た。 実力のある俳優が、計算されたギャグをき... 2025.09.12シネコラム
シネコラム第706回 たそがれ清兵衛 第706回 たそがれ清兵衛平成十五年一月(2003) 渋谷 エルミタージュ 山田洋次といえば喜劇映画の巨匠である。一九六〇年代にハナ肇が主演した馬鹿シリーズが私は大好きだ。喜劇以外にも『霧の旗』のようなシリアスな名作もあるが、『男はつらいよ... 2025.08.29シネコラム
シネコラム第703回 エミリア・ペレス 第703回 エミリア・ペレス令和七年七月(2025)阿佐ヶ谷 Morc阿佐ヶ谷 ミュージカル仕立ての犯罪映画。メキシコで弁護士をしているリタは黒人で女性という立場から出世できずに事務所の下働き。金持ちの悪人を裁判で無罪にするほど優秀だが、給... 2025.08.10シネコラム