シネコラム第619回 ブロードウェイと銃弾 第619回 ブロードウェイと銃弾平成七年四月(1995)池袋 文芸坐2 一九二〇年代、禁酒法時代のブロードウェイ。失敗作が続いて世に認められない劇作家デヴィッド。プロデューサーから新作にスポンサーがついたとの知らせ。ところがこれが暗黒街のボ... 2023.09.20シネコラム
シネコラム第618回 誘惑のアフロディーテ 第618回 誘惑のアフロディーテ平成十年四月(1998)高田馬場 早稲田松竹 ウディ・アレンが監督主演したコメディで、ミラ・ソルヴィノがアカデミー助演女優賞を受賞した。ミラの父親ポール・ソルヴィノは『ウィークエンドラブ』などでコミカルな人物... 2023.09.17シネコラム
シネコラム第617回 バービー 第617回 バービー令和五年八月(2023)武蔵村山 イオンシネマむさし村山 昔は女の子が遊ぶ人形は赤ちゃんや幼児の形をしており、女の子はままごとのお母さん役だった。そこに登場したマテル社のバービー人形は大人の女性の形。それもスタイルのいい... 2023.09.15シネコラム
頼迅一郎(平野周)第38回「列島を翔ける平安武士 九州・京都・東国」 (歴史文化ライブラリー)」(吉川弘文館) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー38「列島を翔ける平安武士 九州・京都・東国」(野口実、吉川弘文館) 本書は、第30回でご紹介したものと同じ著者によるものです。第30回では武門源氏(清和源氏)の全国展開を紹介しましたが、本書は源氏ではなく... 2023.09.10頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第616回 奥さまは魔女 第616回 奥さまは魔女平成十七年九月(2005)渋谷 渋谷TOEI② アメリカのTVコメディ『奥さまは魔女』は一九六四年に製作され、日本では一九六六年に第一回目から放送された。当時中学生だった私は毎回夢中で見ており、同級生もほとんど見てい... 2023.09.06シネコラム
シネコラム第615回 Pearl パール 第615回 Pearl パール令和五年七月(2023)新宿歌舞伎町 TOHOシネマズ新宿 私は基本的に映画をジャンルで差別しないつもりだ。どんなジャンルにもいい映画とひどい映画はある。好みからいえば、コメディ、SF、アクションはお気に入りの... 2023.09.02シネコラム
シネコラム第614回 その木戸を通って 第614回 その木戸を通って平成二十年十一月(2008)銀座 丸の内TOEI② かつて映画はフィルムカメラで撮影され、現像されて編集され、映画館で上映フィルムとして映写されていた。いつしかデジタルで撮影され、それがフィルムに加工されて上映、... 2023.08.30シネコラム
シネコラム第613回 伊賀忍法帖 第613回 伊賀忍法帖平成二十二年十一月(2010)浅草 浅草名画座 かつて浅草の六区に一九七〇年代前後の懐かしい日本映画を三本立てで上映している映画館が二館あった。浅草名画座と浅草新劇場である。三本の組み合わせは時代劇、任侠映画、喜劇、ア... 2023.08.26シネコラム
シネコラム第612回 真田風雲録 第612回 真田風雲録平成二年二月(1990)国立 国立市立公民館地下ホール 一九七〇年代の半ば、大学で演劇の勉強をしていた私は、数多くの戯曲を手あたり次第に読み漁っていた。当時、唐十郎や別役実やつかこうへいや井上ひさしら若い劇作家の作品が... 2023.08.23シネコラム
シネコラム第611回 猟人日記 第611回 猟人日記平成十一年七月(1999)渋谷 ユーロスペース1 仲谷昇が演じる主人公、本田一郎はのっぺりした二枚目。金持ちの娘と結婚して、義父の関連会社で一応の地位についているが、妻とは肉体関係がない。ふたりでメキシコ旅行中に奇形児が... 2023.08.21シネコラム