シネコラム第580回 トライリュージョン 第580回 トライリュージョン平成十年九月(1998)中野 中野光座 今は家庭用の大型TVがけっこう普及し、また小さなスマホ画面で配信の映画を楽しむ人もいる。時代遅れかもしれないが、私は映画は映画館で観るべきだと、常に思っている。映画館でな... 2023.05.24シネコラム
頼迅一郎(平野周)第28回「日本中世の民衆世界 -西京神人の千年」(岩波新書) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー28「日本中世の民衆世界 -西京神人の千年」(三枝暁子、岩波新書) 桓武天皇が平安京へ遷都したのは延暦13年(794)のことでした。――(鶯)鳴くよ(794)平安京 などで、試験のために暗記された方もいらっ... 2023.05.21頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第579回 ヒルコ 妖怪ハンター 第579回 ヒルコ 妖怪ハンター平成六年一月(1994)早稲田 ACTミニシアター 子供の頃から漫画にさほど興味のなかった私が大学生になって、のめりこんだのが西岸良平と諸星大二郎だった。西岸良平は主に『三丁目の夕日』だが、諸星は『暗黒神話』... 2023.05.21シネコラム
シネコラム第578回 火の鳥 第578回 火の鳥平成十五年九月(2003)京橋 フィルムセンター 私は子供時代、漫画をさほど好まなかったが、中学生のとき、たまたま手塚治虫の『火の鳥』が掲載されている虫プロの月刊誌『COM』に出会い、最初から購読しており、『火の鳥黎明篇』... 2023.05.17シネコラム
頼迅一郎(平野周)第27回「本当は誤解だらけの戦国合戦史 信長・秀吉・家康は凡将だった」(徳間書店) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー27「本当は誤解だらけの戦国合戦史 信長・秀吉・家康は凡将だった」(海上知明、徳間書店) 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といえば、好きな歴史上の人物ベスト10、好きな戦国武将ベスト10には、必ず顔を出す人物と... 2023.05.14頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第577回 ヤマトタケル 第577回 ヤマトタケル平成六年七月(1994)有楽町 日劇東宝 日本神話を『エクスカリバー』や『スターウォーズ』のように表現したファンタジーの佳作。 時は太古の大和。黒魔術師ツキノワが主人の悪神ツクヨミの帰還を待ち望んでいる。ツクヨミは支... 2023.05.14シネコラム
シネコラム第576回 ノースマン 導かれし復讐者 第576回 ノースマン 導かれし復讐者令和五年四月(2023)高田馬場 早稲田松竹 シェイクスピアの有名な四大悲劇『ハムレット』『リア王』『オセロー』『マクベス』には当然ながら、歴史書や年代記などにそれぞれ原話があり、中でももっとも有名な『... 2023.05.12シネコラム
シネコラム第575回 グリーン・ナイト 第575回 グリーン・ナイト令和五年四月(2023)高田馬場 早稲田松竹 これは石に刺さった剣を引き抜いた少年の物語ではない。ランスロット、ガラハッド、パーシバル、トリスタンたちアーサー王の円卓の騎士にはそれぞれ、様々な逸話や試練がある。『... 2023.05.08シネコラム
頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー第26回「16テーマで知る鎌倉武士の生活」(岩波ジュニア新書) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー26「16テーマで知る鎌倉武士の生活」(西田友広、岩波ジュニア新書) 昨年(令和4年、2022)のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」でした。源平合戦後の鎌倉が舞台というNHKでは珍しいドラマだったと思いま... 2023.05.07頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第574回 キングスマン 第574回 キングスマン平成二十七年八月(2015)飯田橋 角川試写室 二十一世紀、東西冷戦が終結したとき、まったく新しい英国スパイものとして登場したのが『キングスマン』である。 第一次世界大戦で跡取りを失った英国の裕福な上流階級の間で、政... 2023.05.05シネコラム