シネコラム第573回 フィッシャー・キング 第573回 フィッシャー・キング平成四年三月(1992)有楽町 よみうりホール これはドン・キホーテに憧れるテリー・ギリアムのもうひとつの聖杯伝説のような気がする。主演はジェフ・ブリッジスとロビン・ウィリアムズである。 毒舌で人気のあるニュ... 2023.05.02シネコラム
頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー第25回「江戸―平安時代から家康の建設へ」(中公新書) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー25「江戸―平安時代から家康の建設へ」(斎藤慎一、中公新書) 東京は世界有数の国際都市ですが、東京となってからまだ150年余りです。それまでは「江戸」と呼ばれていたのは周知のことですが、最近は、近世の江戸に... 2023.04.30頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第572回 怒りを胸にふり返れ 第572回 怒りを胸にふり返れ昭和四十七年十二月(1972)大阪 堂島 大毎地下 私がジェフ・ブリッジスの出演作で一番好きなのは、若い頃に出会った『ラスト・ショー』だが、同じ頃に観た映画で、ブリッジスが高校生を演じていたのが『怒りを胸にふり... 2023.04.29シネコラム
シネコラム第571回 夕陽の群盗 第571回 夕陽の群盗昭和五十年七月(1975)大阪 中之島 SABホール ジェフ・ブリッジスが『ラスト・ショー』と同類の不良少年を演じる『夕陽の群盗』は、一九七〇年代に大阪中之島のSABホール西部劇特集で『男の出発』と二本立てだった。他に... 2023.04.26シネコラム
シネコラム第570回 トゥルー・グリット 第570回 トゥルー・グリット平成二十三年四月(2011)新宿 新宿武蔵野館 ジェフ・ブリッジスは好きな俳優で、なんといっても最初に観た『ラスト・ショー』が最高に素晴らしかった。その次の『怒りを胸にふり返れ』も『ラスト・ショー』同様に高校生... 2023.04.23シネコラム
頼迅一郎(平野周)第24回「倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史」 (星海社新書) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー24「倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史」(渡邊大門、星海社新書) 本書は衝撃的な本です。刺激的なタイトルばかりでなく、本書を読むと今までイメージしていた戦国時代というものが、根底から覆るかもしれません。 戦... 2023.04.23頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第569回 華麗なる対決 第569回 華麗なる対決昭和四十七年十月(1972)大阪 道頓堀 松竹座 ブリジット・バルドーの主演作を最初に観たのはフランス製の西部劇『華麗なる対決』だった。一九七二年であり、それ以前のバルドー映画はほとんど映画館で観る機会がなかったし、... 2023.04.20シネコラム
シネコラム第568回 シティ・スリッカーズ 第568回 シティ・スリッカーズ平成四年五月(1992)池袋 文芸坐 四十代を目前にしたミッチ、フィル、エドの三人。仕事への意欲もなくし、家族との関係も惰性である。気心の知れた親友三人で年に一度、イベントを計画して思い切り遊ぶ。それだけが生... 2023.04.18シネコラム
頼迅一郎(平野周)第23回 図説 常陸武士の戦いと信仰(戎光祥出版) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー24「図説 常陸武士の戦いと信仰」(茨城県立歴史館編、戎光祥出版株式会社) マンガ、アニメは日本を飛び出して世界規模で受け入れられています。子供の頃に夢中で読んだ『忍者武芸帳』(白土三平)(注1)や『水滸伝... 2023.04.16頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第567回 チャトズ・ランド 第567回チャトズ・ランド昭和四十七年七月(1972)大阪 難波 南街劇場 私が初めてチャールズ・ブロンソンを観たのは西部劇『荒野の七人』のリバイバル上映であった。オリジナル『七人の侍』の千秋実に相当する気のいいガンマンの役だ。 ブロンソン... 2023.04.15シネコラム