シネコラム第556回 八十日間世界一周 第556回 八十日間世界一周昭和四十三年八月(1968)大阪 上六 上六映劇 子供の頃、映画館へは祖母か父に連れられて行っていたが、中学三年生になって、友人たちだけで『猿の惑星』を観た。それから二か月後、生まれて初めてたったひとりでどきどき... 2023.02.26シネコラム
雨宮由希夫書評『異状死』 書名『異状死』 著者 平野久美子発売 小学館発行年月日 2022年10月4日定価 ¥900E異状死 ~日本人の5人に1人は、死んだら警察の世話になる~(小学館新書)作者:平野久美子小学館Amazon 「異状死」とは聞きなれない奇妙な... 2023.02.25雨宮由希夫
シネコラム第555回 フレンチ・コネクション 第555回 フレンチ・コネクション昭和四十七年四月(1972)京都 三条河原町 東宝行楽 ジーン・ハックマンは名優だが、昔はあまり好きではなかった。一番最初に観たのが一九七一年公開の西部劇『さらば荒野』で、粗野で下品で横暴な差別主義者の田... 2023.02.25シネコラム
シネコラム第554回 ダーティハリー3 第554回 ダーティハリー3平成二年三月(1990)池袋 文芸坐 『ダーティハリー2』と『ダーティハリー3』は池袋文芸坐のクリント・イーストウッド特集の二本立てで観た。当時の文芸坐は文芸坐、文芸地下、ルピリエと三館あり、新作を少し遅れて二本... 2023.02.23シネコラム
頼迅一郎(平野周)第16回「松平定信」(人物叢書) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー16松平定信 (人物叢書) (高澤憲治・吉川弘文館) 江戸時代の三大政治改革といえば、「享保の改革」「寛政の改革」「天保の改革」ですが、その中で「寛政の改革」を主導した人物が松平定信です。本書はその定信の評... 2023.02.20頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第553回 ダーティハリー2 第553回 ダーティハリー2平成二年三月(1990)池袋 文芸坐 クリント・イーストウッドがサンフランシスコの凄腕暴力刑事ハリー・キャラハンを演じるダーティハリーは人気があり、シリーズ化された。 第二作『ダーティハリー2』の冒頭ではギャン... 2023.02.19シネコラム
頼迅一郎(平野周)第15回「江戸幕府の御家人」(東京堂出版) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー15江戸幕府の御家人 戸森麻衣子・東京堂出版) 藤沢周平が、「黒い縄」(『別冊文藝春秋』121号)で、第68回直木賞候補となったとき、選考委員の村上元三が、「背広に丁髷を乗せたような作品で、会話にも現代語が... 2023.02.13頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第552回 異動辞令は音楽隊! 第552回 異動辞令は音楽隊!令和四年八月(2022)立川 TOHOシネマズ立川立飛 阿部寛主演の異色刑事ものである。地方都市で独り暮らしの老人を狙った悪質で残忍な連続強盗事件が発生する。役場から老人に向けて犯罪防止の電話がかかる。家庭内... 2023.02.12シネコラム
雨宮由希夫書評『友よ』 書名『友よ』 著者 赤神諒発売 PHP研究所発行年月日 2022年12月21日定価 ¥2100E 友よ作者:赤神 諒PHP研究所Amazon 「一領具足」と呼ばれる半農半士を主力とした軍を率い、四国に覇をとな... 2023.02.10雨宮由希夫
雨宮由希夫書評『一睡の夢』共同通信掲載 『一睡の夢』 評 雨宮由希夫 一睡の夢 家康と淀殿 (コルク)作者:伊東潤コルクAmazon 副題に「家康と淀殿」とあるように、戦国の世を生き抜いた二人を主人公とし、豊臣家が滅亡した大坂の陣の真相を活写し... 2023.02.09雨宮由希夫