雨宮由希夫書評『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』 書名『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』著者 羽鳥好之発売 早川書房発行年月日 2022年10月25日定価 ¥2000E 尚、赫々【かくかく】たれ 立花宗茂残照作者:羽鳥 好之早川書房Amazon 関ヶ原の合戦の後日談として、徳川家康が「立... 2022.12.07雨宮由希夫
シネコラム第532回 下妻物語 第532回 下妻物語平成十六年十二月(2004)飯田橋 ギンレイホール 嶽本野ばらの原作小説が面白く、中島哲也監督の映画がさらに面白かったのが『下妻物語』である。 茨城県下妻に住む十七歳の少女桃子。三時間かけて東京の代官山ベイビーにひらひ... 2022.12.07シネコラム
シネコラム第531回 アヒルと鴨のコインロッカー 第531回 アヒルと鴨のコインロッカー平成二十三年一月(2011)恵比寿 恵比寿ガーデンシネマ 非常によくできた小説をわくわくしながら読み終わり、その後、映画化作品を観て、がっかりすることがある。小説はあんなに面白かったのに、どうしてこん... 2022.12.04シネコラム
シネコラム第530回 未来惑星ザルドス 第530回 未来惑星ザルドス昭和四十九年十月(1974)大阪 梅田 OS劇場 『未来惑星ザルドス』を観たのは学生時代、大阪の梅田にあったOS劇場で、ここはシネラマを売り物にした巨大スクリーンの大劇場だった。 いきなり空を飛ぶ荒々しい石の顔。... 2022.11.27シネコラム
シネコラム第529回 脱出 第529回 脱出昭和四十七年十月(1972)大阪 難波 なんば大劇場 ジョン・ブアマンの初体験は十代の終わりに観た『脱出』で、最初から最後まで緊張感の絶えない映画だった。 ダム建設が始まり、水没予定の山奥の渓流に都会から四人の男がやってく... 2022.11.23シネコラム
雨宮由希夫書評『家康が最も恐れた男たち』 書名『家康が最も恐れた男たち』著者名 吉川永青発売 集英社発行年月日 2022年10月25日定価 本体840円(税別)家康が最も恐れた男たち (集英社文庫)作者:吉川 永青集英社Amazon 家康には二つの像がある。狸親父のイメー... 2022.11.19雨宮由希夫
シネコラム第528回 アメリカの夜 第528回 アメリカの夜昭和四十九年十二月(1974)大阪 北新地 梅田東映ホール フランス版の『キャメラを止めるな!』を見ていて、連想したのがフランソワ・トリュフォー監督の『アメリカの夜』である。特殊レンズを使って昼間に夜の場面を撮影す... 2022.11.14シネコラム
雨宮由希夫書評『葵のしずく』 書名『葵のしずく』著者 奥山景布子発売 文藝春秋発行日 2022年10月10日定価 本体1700円(税別) 葵のしずく作者:奥山 景布子文藝春秋Amazon 幕末維新に翻弄された悲運の美濃高須(みのたかす)松平家(まつだいらけ)四兄弟を... 2022.11.07雨宮由希夫
シネコラム第527回 シャーロック・ホームズ 殺しのドレス 第527回 シャーロック・ホームズ 殺しのドレス平成二十四年十二月(2012)渋谷 シネマヴェーラ 『殺しのドレス』といえば、ブライアン・デ・パルマがヒッチコックを意識して作ったホラー映画を思い出す。Dressed to Killというのは... 2022.11.06シネコラム
シネコラム第526回 シャーロック・ホームズ 闇夜の恐怖 第526回 シャーロック・ホームズ 闇夜の恐怖平成二十六年一月(2014)渋谷 シネマヴェーラ 第二次大戦が終了しても、ベイジル・ラスボーンはしばらくホームズを演じていた。『闇夜の恐怖』は戦後に作られた作品で、走行中の列車内で起きた事件を... 2022.10.30シネコラム