シネコラム第493回 メル・ブルックスの大脱走 第493回 メル・ブルックスの大脱走平成二年二月(1990)中野 中野武蔵野ホール エルンスト・ルビッチが戦時中に作った反ナチコメディ『生きるべきか死ぬべきか』が日本で公開されたのが一九八九年、が、それより早い一九八四年にリメイク版『メル... 2022.06.05シネコラム
雨宮由希夫書評『戴天』 書名『戴 天』著者 千葉ともこ発売 文藝春秋発行年月日 2022年5月10日定価 ¥1800E 戴天作者:千葉 ともこ文藝春秋Amazon 開元24年(736) 大唐帝国の首都長安の西市(長安城内の西側の商業中心地) 8歳の少年二人... 2022.06.02雨宮由希夫
シネコラム第492回 第十七捕虜収容所 第492回 第十七捕虜収容所令和元年八月(2019)渋谷 シネマヴェーラ 戦争映画ではあるが、戦闘場面はなく、ビリー・ワイルダー監督らしいコメディ調で描かれた捕虜収容所のクリスマスストーリーになっている。 第二次大戦末期、ドイツ国内のドナウ... 2022.05.30シネコラム
シネコラム第491回 シンドラーのリスト 第491回 シンドラーのリスト平成六年三月(1994)渋谷 渋東シネタワー2 相次いで娯楽作品を世に出しヒットさせたスティーヴン・スピルバーグが作った『シンドラーのリスト』は執念の一作といえるだろう。ハリウッドの映画人にはユダヤ系が多く、ス... 2022.05.23シネコラム
シネコラム第490回 否定と肯定 第490回 否定と肯定平成二十九年九月(2017)六本木 アスミックエース試写室 人は誰しも失敗する。それを反省することで同じ過ちを繰り返さずに前に進めるのだ。歴史もまた同じである。過ちをなかったことにはできない。 都合のいい事実だけを抜... 2022.05.15シネコラム
シネコラム第489回 戦場のピアニスト 第489回 戦場のピアニスト平成十五年三月(2003)渋谷 渋東シネタワー2 ナチスドイツによるユダヤ人の迫害、大虐殺の事実は繰り返し映画化されているし、繰り返し語り継がれるべき題材である。 さらに欲をいえば、シナリオが練られていて、演技が... 2022.05.08シネコラム
シネコラム第488回 顔のないヒトラーたち 第488回 顔のないヒトラーたち平成二十七年九月(2015)京橋 テアトル試写室 私が高校生の頃、『戦争を知らない子供たち』というヒット曲があった。戦後生まれの世代が若者となり、平和の中で生きている。北山修作詞のフォークソングは一種の反戦... 2022.05.05シネコラム
シネコラム第487回 ボン・ヴォヤージュ 第487回 ボン・ヴォヤージュ平成十七年四月(2005)飯田橋 ギンレイホール 第二次大戦時のパリ陥落を背景にしたイザベル・アジャーニ主演のコメディ。厳しい戦時下が題材ながら、エスプリたっぷりのおしゃれなウェルメイドプレイになっており、こ... 2022.04.28シネコラム
シネコラム第486回 わが教え子、ヒトラー 第486回 わが教え子、ヒトラー平成二十一年六月(2009)飯田橋 ギンレイホール 総統アドルフ・ヒトラーに演説の指導者がいたという事実を膨らませて、コメディ風に仕立てたのが『わが教え子、ヒトラー』である。 大戦末期、一九四四年の年末、ベ... 2022.04.09シネコラム
シネコラム第485回 ヒトラーの贋札 第485回 ヒトラーの贋札平成二十年六月(2008)高田馬場 早稲田松竹 第二次大戦中のナチス・ドイツの犯罪は様々な映画で描かれており、とりわけユダヤ人に対する大虐殺はドキュメンタリー『夜と霧』をはじめ、スピルバーグの『シンドラーのリスト... 2022.04.03シネコラム