頼迅一郎(平野周)第55回「征夷大将軍・護良親王 (シリーズ・実像に迫る7)」(戎光祥出版) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー55 「征夷大将軍・護良親王 (シリーズ・実像に迫る7)」(亀田俊和、戎光祥出版) 護良親王とは、言わずと知れた後醍醐天皇の皇子で、足利尊氏と争い、弟の足利直義に命じられた淵辺義博によって殺害された悲運の... 2024.12.02頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第680回 アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 第680回 アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師令和六年十一月(2024)立川 シネマシティ 詐欺師が主人公の映画はバーバラ・スタンウィックの『レディ・イヴ』やイングリット・バーグマンの『追想』からヘレン・ミレンの『グッドライアー』ま... 2024.11.30シネコラム
シネコラム第679回 八犬伝 第679回 八犬伝令和六年十一月(2024)新宿歌舞伎町 TOHOシネマズ新宿 曲亭馬琴の大作『南総里見八犬伝』は以前、深作欣二監督の角川映画で観ている。妖怪となった玉梓が里見家を滅ぼし、たったひとりの生き残りである静姫が逃亡中にきこりの親... 2024.11.23シネコラム
シネコラム第678回 怪盗ルビイ 第678回 怪盗ルビイ令和六年十一月(2024)池袋 新文芸坐 私が最初に読んだヘンリー・スレッサーの短編集は早川のポケミス『うまい犯罪、しゃれた殺人』で、どの話も何度読み返しても、結末に思わず「うまい」と声が出る珠玉の傑作だった。スレッサ... 2024.11.17シネコラム
頼迅一郎(平野周)第54回「英雄伝説の日本史」(講談社学術文庫) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー54「英雄伝説の日本史」(関幸彦、講談社学術文庫) 前近代の英雄といえば誰を思い出すでしょうか。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など戦国武将をまず思い浮かべることでしょう。 では、中世の英雄といえばどうでしょう... 2024.11.10頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第677回 ランボー 第677回 ランボー令和六年十一月(2024)立川 シネマシティ2 シルヴェスター・スタローンは一九七六年の『ロッキー』が大ヒットしてスターになるまでは、ほとんど無名の下積みだった。私は『ロッキー』以前の出演作をいくつか観ているが、印象に残... 2024.11.10シネコラム
シネコラム第676回 十一人の侍 第676回 十一人の侍令和元年八月(2019)京橋 国立映画アーカイブ 徳川十一代将軍家斉は在位が五十年、側室の数も子供の数も多く、夭折せず成人すれば、女子は大名家に嫁ぎ、男子は大名家の養子となった。そして、中には暴君や暗君として、家臣や領... 2024.11.02シネコラム
シネコラム第675回 ハヌ・マン 第675回 ハヌ・マン令和六年十月(2024)新宿 新宿ピカデリー 西遊記の斉天大聖孫悟空はインドの猿神ハヌマーンがモデルとの説もある。そのハヌマーン伝説とアメリカンコミックのスーパーヒーローを混ぜ合わせたのがインド映画『ハヌ・マン』であり... 2024.10.27シネコラム
シネコラム第674回 悪魔と夜ふかし 第674回 悪魔と夜ふかし令和六年十月(2024) 立川 シネマシティ 私は怪談がけっこう好きだ。巧みな語り手による怖い話を聴くと背筋がぞっとする。『四谷怪談』は昔、歌舞伎座で中村歌右衛門のお岩を観られたことが自慢であり、『四谷怪談』だけで... 2024.10.23シネコラム
シネコラム第673回 レザボア・ドッグス 第673回 レザボア・ドッグス平成六年五月(1994)池袋 文芸坐 カフェで食事をしながらおしゃべりするダークスーツ姿の男たち。マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」について、意見を交わす。彼らはそれぞれ本名は名乗らず、ホワイトやブラウンやオ... 2024.10.14シネコラム