シネコラム第302回 ジョジョ・ラビット 第302回 ジョジョ・ラビット令和二年一月(2020)六本木 20世紀フォックス試写室 第二次大戦中、アドルフ・ヒトラーに率いられたナチスドイツは、周辺国を侵略し、民族浄化と称してユダヤ人の大量虐殺をすすめていた。 ヒトラーユーゲントは国内... 2020.02.01シネコラム
シネコラム第301回 サウンド・オブ・ミュージック 第301回 サウンド・オブ・ミュージック昭和五十年九月(1975)大阪 梅田 梅田スカラ座 出だしからして、圧倒される。オーストリアのザルツブルグの街並み、そして山々の風景、丘の上の小さな点のような人影がだんだん近づき、だんだん大きくなって... 2020.01.31シネコラム
シネコラム第300回 イヴの総て 第300回 イヴの総て平成二年十月(1990)池袋 文芸坐 シェイクスピア劇にも匹敵する完成度、計算されつくしたストーリー展開、善人も悪人もともに魅力ある登場人物、それを的確に演じる個性的な俳優たち。映画はこうでなければならない。 大女優が... 2020.01.30シネコラム
シネコラム第299回 御手洗薫の愛と死 第299回 御手洗薫の愛と死平成二十五年十一月(2013)銀座 東映試写室 私は映画ばかり観て暮らしているが、実のところ、本業は小説を書いている。売れてないけど。だから、小説家が主人公の映画は特に気になる。 吉行和子が主演の『御手洗薫の愛と... 2020.01.29シネコラム
シネコラム第298回 9人の翻訳家 第298回 9人の翻訳家令和元年十二月(2019)青山 ギャガ試写室 本が売れない時代になった。売れるのはごく一部のベストセラーのみ。となると、大手出版社は必ず売れる本だけを出そうとする。出版はビジネスなのだ。 世界的なベストセラー小説『デ... 2020.01.28シネコラム
頼迅一郎(平野周)第10回「明智光秀」(NHK出版新書) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー10『明智光秀: 牢人医師はなぜ謀反人となったか』 (早島大祐・NHK出版新書)1.はじめに 明智光秀は、本年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公です。それもあってか、本屋に行くと明智光秀や本能寺の変に... 2020.01.27頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第297回 テリー・ギリアムのドン・キホーテ 第297回 テリー・ギリアムのドン・キホーテ令和元年十二月(2019)渋谷 ショウゲート試写室 何度も何度も挫折を繰り返し、ようやく完成した。テリー・ギリアムの見果てぬ夢『ドン・キホーテを殺した男』が。 スペインで『ドン・キホーテ』を撮影中... 2020.01.26シネコラム
シネコラム第296回 ロスト・イン・ラ・マンチャ 第296回 ロスト・イン・ラ・マンチャ平成十五年十二月(2003)池袋 新文芸坐 TVのモンティ・パイソンは英国BBCのお笑い番組で、オックスフォードとケンブリッジ出身の五人の秀才が自作自演で相当におふざけのギャグを演じていた。これにナンセ... 2020.01.26シネコラム
シネコラム第295回 アマデウス 第295回 アマデウス昭和六十年二月(1985)新宿 新宿ピカデリー ピーター・シェーファーの戯曲は、日本でもたくさん上演されていて、私は『アマデウス』の舞台版は映画化される前に池袋のサンシャイン劇場で観ている。昭和五十八年で、主演のサリエ... 2020.01.25シネコラム
シネコラム第294回 盲目のメロディ 第294回 盲目のメロディ令和元年十二月(2019)新宿 新宿ピカデリー 事前になんの予備知識もなく、こういう映画に出合うと、私はうれしくてたまらない。さあ、この先、いったいどうなるのだろう。わくわくしながら観て、最後に満足感を味わう。詳し... 2020.01.24シネコラム