書評・コラムひねもすのたり新刊書評 五月号 単行本編 ひねもすのたり新刊書評 五月号 単行本編 2019.05.05菊池仁 記 諸般の事情もあってのたり新刊書評、ホンモノののたりとなってしまった。深く反省しています。と言う事でスピードを上げていきます。... 2019.05.06書評・コラム菊池仁
シネコラム第32回 怪談夜泣き燈籠 第32回 怪談夜泣き燈籠平成四年七月(1992)早稲田 ACTミニシアター 時代劇全盛の頃は怪談映画もたくさん作られた。『四谷怪談』『番町皿屋敷』『牡丹灯籠』『累が淵』などなど、芝居や落語、講談などの脚色が多いが、中にはオリジナルもけっこ... 2019.05.06シネコラム
シネコラム第31回 怪談 蚊喰鳥 第31回 怪談 蚊喰鳥平成十二年八月(2000)銀座 シネパトス1 低予算ながら密度の濃い時代劇である。主な登場人物は小唄の師匠、その情夫の遊び人、師匠に横恋慕の按摩、三人だけ。三人が三人とも善人とはほど遠い。 師匠のところへ金をせびりに... 2019.05.05シネコラム
シネコラム第30回 羽織の大将 第30回 羽織の大将平成四年四月(1992)三軒茶屋 スタジオams 私の出身校は大阪芸術大学舞台芸術学科である。当時の先生が堺正俊教授。芸名がフランキー堺。四年間、私は堺先生に教えを受け、演劇の勉強をしたのだ。 だから、軽々しくフランキ... 2019.05.05シネコラム
頼迅一郎(平野周)第1回「火付盗賊改」(中公新書) 頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー1火付盗賊改-鬼と呼ばれた江戸の「特別捜査官」 (高橋義夫・中公新書) 本作の副題は「鬼と呼ばれた江戸の『特別捜査官』」となっています。 鬼と火付盗賊改とくれば、「鬼平犯科帳」(池波正太郎)で有名な長谷川平... 2019.05.04頼迅一郎(平野周)頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー
シネコラム第29回 幕末太陽伝 第29回 幕末太陽伝昭和四十八年八月(1973)大阪 堂島 毎日ホール 山田洋次監督の『運が良けりゃ』は二本立てで観たのだが、もう一本が川島雄三監督の『幕末太陽伝』であったのだ。なんて贅沢で素敵な組み合わせだったろう。 当時、講談社文庫か... 2019.05.03シネコラム
シネコラム第28回 運が良けりゃ 第28回 運が良けりゃ昭和四十八年八月(1973)大阪 堂島 毎日ホール 山田洋次といえば、『男はつらいよ』だが、実は寅さんシリーズの前に馬鹿シリーズというのがあり、私はこっちが寅さんより好きである。『馬鹿まるだし』『馬鹿が戦車(タンク)... 2019.05.02シネコラム
シネコラム第27回 男はつらいよ 寅次郎春の夢 第27回 男はつらいよ 寅次郎春の夢平成八年九月(1996)築地 松竹セントラル2 『男はつらいよ』はシリーズ化され、毎年興行されて人気は続き、舞台となった葛飾区の柴又、帝釈天の参道には全国から観光客が押し寄せた。シリーズ終了後も、柴又駅前... 2019.05.01シネコラム
シネコラム第26回 男はつらいよ 第26回 男はつらいよ昭和五十年二月(1975)大阪 北浜 三越劇場 渥美清といえば、車寅次郎ことフーテンの寅。 最初、TVドラマとして放送され、翌年の一九六九年に劇場用の映画となり、次々と続編が作られて、その数は四十八作に及ぶが、私が特... 2019.04.30シネコラム
シネコラム第25回 ヤコペッティの残酷大陸 第25回 ヤコペッティの残酷大陸昭和四十七年四月(1972)大阪 梅田 阪急プラザ劇場 白人の幼い少女が散歩している。手に紐を握って。紐の先につながれているのは、首輪をした幼い黒人の少年。少女は犬の散歩のごとく、黒人少年を散歩させていたと... 2019.04.29シネコラム