頼迅一郎(平野周)

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第29回「太田道灌と長尾景春 (中世武士選書43)」(戎光祥出版)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー29「太田道灌と長尾景春 (中世武士選書43)」(黒田基樹、戎光祥出版) 室町中期、関東の名将といえば、多くの人が太田道灌の名前をあげるでしょう。 江戸城を築いたこと、そして山吹の歌の故事も広く人口に膾炙し...
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第28回「日本中世の民衆世界 -西京神人の千年」(岩波新書)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー28「日本中世の民衆世界 -西京神人の千年」(三枝暁子、岩波新書) 桓武天皇が平安京へ遷都したのは延暦13年(794)のことでした。――(鶯)鳴くよ(794)平安京 などで、試験のために暗記された方もいらっ...
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第27回「本当は誤解だらけの戦国合戦史 信長・秀吉・家康は凡将だった」(徳間書店)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー27「本当は誤解だらけの戦国合戦史 信長・秀吉・家康は凡将だった」(海上知明、徳間書店) 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といえば、好きな歴史上の人物ベスト10、好きな戦国武将ベスト10には、必ず顔を出す人物と...
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第24回「倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史」 (星海社新書)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー24「倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史」(渡邊大門、星海社新書) 本書は衝撃的な本です。刺激的なタイトルばかりでなく、本書を読むと今までイメージしていた戦国時代というものが、根底から覆るかもしれません。 戦...
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第23回 図説 常陸武士の戦いと信仰(戎光祥出版)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー24「図説 常陸武士の戦いと信仰」(茨城県立歴史館編、戎光祥出版株式会社) マンガ、アニメは日本を飛び出して世界規模で受け入れられています。子供の頃に夢中で読んだ『忍者武芸帳』(白土三平)(注1)や『水滸伝...
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第22回 「足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏」(吉川弘文館)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー22「足利将軍と御三家 吉良・石橋・渋川氏」(谷口雄太、吉川弘文館(歴史文化ライブラリー559)「御三家」といって、郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎を思い浮かべる方は、私と同世代です。橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦...
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第21回 「戦国佐竹氏 研究の最前線」(山川出版社)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー21「戦国佐竹氏 研究の最前線」(佐々木倫朗・千葉篤志編、日本史史料研究会監修、山川出版社)本書は、源義家の弟義光を祖に持つ常陸源氏の嫡流佐竹氏の誕生から秋田転封までのおよそ600年にわたる停滞、発展を時代...
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第20回 「近藤重蔵と近藤富蔵 寛政改革の光と影」(山川出版社)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー20「近藤重蔵と近藤富蔵 寛政改革の光と影」(谷本晃久、山川出版社(日本史リブレット058)) 本書は近藤重蔵とその子近藤富蔵の生涯を概観したものです。山川出版社から出ているシリーズ『日本史リブレット』の5...
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第19回 「禅僧たちの生涯 唐代の禅」(春秋社)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー19「禅僧たちの生涯 唐代の禅」(小川隆、春秋社) タイトルを見て歴史の新書、専門書のレビューになぜ宗教書が? と驚かれた方もいらっしゃることと思いますが、本書は副題に「唐代の禅」とあるように、中国の唐の時...
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第18回「江戸藩邸へようこそ」(インターナショナル新書)

頼迅庵の新書・専門書ブックレビュー18「江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩『江戸日記』」 (久住裕一郎、インターナショナル新書) 江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩「江戸日記」 (インターナショナル新書)作者:久住 祐一郎集英社インターナショナルA...