シネコラム第587回 九八とゲイブル 第587回 九八とゲイブル平成二十二年五月(2010)神保町 神保町シアター 井上ひさしの小説『モッキンポット師の後始末』を読んだのは一九七〇年代の前半、私の大学入学の頃で、当時、石坂浩二主演のTVドラマとして放送されており、原作小説は読み... 2023.06.14シネコラム
シネコラム第586回 脇役物語 第586回 脇役物語平成二十二年十一月(2010)有楽町 ヒューマントラストシネマ有楽町 有楽町駅前のイトシアビルにある映画館がシネカノンからヒューマントラストシネマに変わった頃に観たのが益岡徹主演の『脇役物語』だった。 益岡徹といえば、仲... 2023.06.12シネコラム
シネコラム第585回 ある役者達の風景 第585回 ある役者達の風景令和五年五月(2023)阿佐ヶ谷 モルク阿佐ヶ谷 自分のことで恐縮ではあるが、大阪の大学で四年間、演劇を勉強し、卒業後に上京、一九八〇年代は演劇を映画よりもたくさん観ていた。大劇場の商業演劇から、新劇、歌舞伎、演... 2023.06.09シネコラム
シネコラム第584回 バビロン 第584回 バビロン令和五年二月(2023)日比谷 TOHOシネマズ日比谷 映画を題材にした映画は、どれも映画愛に満ち溢れているように思う。 サイレントからトーキーに移行するハリウッドの映画界を描いた『バビロン』は同じ設定の『雨に唄えば』と... 2023.06.07シネコラム
シネコラム第583回 プロデューサーズ(2005) 第583回 プロデューサーズ(2005)平成十八年四月(2006)渋谷 渋東シネタワー2 メル・ブルックス監督の一九六八年のコメディ『プロデューサーズ』は長らく日本では劇場公開されず、ようやく二〇〇一年に渋谷のシネマソサエティでレイトショー... 2023.06.04シネコラム
シネコラム第582回 スペースボール 第582回 スペースボール昭和六十三年六月(1988)新宿 新宿ジョイシネマ2 メル・ブルックス監督の映画には好きなコメディがたくさんある。第一回監督作品の『プロデューサーズ』はオリジナルも素晴らしいが、後にミュージカル化された舞台劇の映画... 2023.06.02シネコラム
シネコラム第581回 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 第581回 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3令和五年五月(2023)立川 TOHOシネマズ立川立飛 宇宙海賊ラヴェジャーズに幼い頃拉致された地球人ピーター・クイルが宇宙の暴れ者スター・ロードとなって活躍する『ガーディアン... 2023.05.28シネコラム
シネコラム第580回 トライリュージョン 第580回 トライリュージョン平成十年九月(1998)中野 中野光座 今は家庭用の大型TVがけっこう普及し、また小さなスマホ画面で配信の映画を楽しむ人もいる。時代遅れかもしれないが、私は映画は映画館で観るべきだと、常に思っている。映画館でな... 2023.05.24シネコラム
シネコラム第579回 ヒルコ 妖怪ハンター 第579回 ヒルコ 妖怪ハンター平成六年一月(1994)早稲田 ACTミニシアター 子供の頃から漫画にさほど興味のなかった私が大学生になって、のめりこんだのが西岸良平と諸星大二郎だった。西岸良平は主に『三丁目の夕日』だが、諸星は『暗黒神話』... 2023.05.21シネコラム
シネコラム第578回 火の鳥 第578回 火の鳥平成十五年九月(2003)京橋 フィルムセンター 私は子供時代、漫画をさほど好まなかったが、中学生のとき、たまたま手塚治虫の『火の鳥』が掲載されている虫プロの月刊誌『COM』に出会い、最初から購読しており、『火の鳥黎明篇』... 2023.05.17シネコラム