シネコラム第577回 ヤマトタケル 第577回 ヤマトタケル平成六年七月(1994)有楽町 日劇東宝 日本神話を『エクスカリバー』や『スターウォーズ』のように表現したファンタジーの佳作。 時は太古の大和。黒魔術師ツキノワが主人の悪神ツクヨミの帰還を待ち望んでいる。ツクヨミは支... 2023.05.14シネコラム
シネコラム第576回 ノースマン 導かれし復讐者 第576回 ノースマン 導かれし復讐者令和五年四月(2023)高田馬場 早稲田松竹 シェイクスピアの有名な四大悲劇『ハムレット』『リア王』『オセロー』『マクベス』には当然ながら、歴史書や年代記などにそれぞれ原話があり、中でももっとも有名な『... 2023.05.12シネコラム
シネコラム第575回 グリーン・ナイト 第575回 グリーン・ナイト令和五年四月(2023)高田馬場 早稲田松竹 これは石に刺さった剣を引き抜いた少年の物語ではない。ランスロット、ガラハッド、パーシバル、トリスタンたちアーサー王の円卓の騎士にはそれぞれ、様々な逸話や試練がある。『... 2023.05.08シネコラム
シネコラム第574回 キングスマン 第574回 キングスマン平成二十七年八月(2015)飯田橋 角川試写室 二十一世紀、東西冷戦が終結したとき、まったく新しい英国スパイものとして登場したのが『キングスマン』である。 第一次世界大戦で跡取りを失った英国の裕福な上流階級の間で、政... 2023.05.05シネコラム
シネコラム第573回 フィッシャー・キング 第573回 フィッシャー・キング平成四年三月(1992)有楽町 よみうりホール これはドン・キホーテに憧れるテリー・ギリアムのもうひとつの聖杯伝説のような気がする。主演はジェフ・ブリッジスとロビン・ウィリアムズである。 毒舌で人気のあるニュ... 2023.05.02シネコラム
シネコラム第572回 怒りを胸にふり返れ 第572回 怒りを胸にふり返れ昭和四十七年十二月(1972)大阪 堂島 大毎地下 私がジェフ・ブリッジスの出演作で一番好きなのは、若い頃に出会った『ラスト・ショー』だが、同じ頃に観た映画で、ブリッジスが高校生を演じていたのが『怒りを胸にふり... 2023.04.29シネコラム
シネコラム第571回 夕陽の群盗 第571回 夕陽の群盗昭和五十年七月(1975)大阪 中之島 SABホール ジェフ・ブリッジスが『ラスト・ショー』と同類の不良少年を演じる『夕陽の群盗』は、一九七〇年代に大阪中之島のSABホール西部劇特集で『男の出発』と二本立てだった。他に... 2023.04.26シネコラム
シネコラム第570回 トゥルー・グリット 第570回 トゥルー・グリット平成二十三年四月(2011)新宿 新宿武蔵野館 ジェフ・ブリッジスは好きな俳優で、なんといっても最初に観た『ラスト・ショー』が最高に素晴らしかった。その次の『怒りを胸にふり返れ』も『ラスト・ショー』同様に高校生... 2023.04.23シネコラム
シネコラム第569回 華麗なる対決 第569回 華麗なる対決昭和四十七年十月(1972)大阪 道頓堀 松竹座 ブリジット・バルドーの主演作を最初に観たのはフランス製の西部劇『華麗なる対決』だった。一九七二年であり、それ以前のバルドー映画はほとんど映画館で観る機会がなかったし、... 2023.04.20シネコラム
シネコラム第568回 シティ・スリッカーズ 第568回 シティ・スリッカーズ平成四年五月(1992)池袋 文芸坐 四十代を目前にしたミッチ、フィル、エドの三人。仕事への意欲もなくし、家族との関係も惰性である。気心の知れた親友三人で年に一度、イベントを計画して思い切り遊ぶ。それだけが生... 2023.04.18シネコラム