シネコラム第676回 十一人の侍 第676回 十一人の侍令和元年八月(2019)京橋 国立映画アーカイブ 徳川十一代将軍家斉は在位が五十年、側室の数も子供の数も多く、夭折せず成人すれば、女子は大名家に嫁ぎ、男子は大名家の養子となった。そして、中には暴君や暗君として、家臣や領... 2024.11.02シネコラム
シネコラム第675回 ハヌ・マン 第675回 ハヌ・マン令和六年十月(2024)新宿 新宿ピカデリー 西遊記の斉天大聖孫悟空はインドの猿神ハヌマーンがモデルとの説もある。そのハヌマーン伝説とアメリカンコミックのスーパーヒーローを混ぜ合わせたのがインド映画『ハヌ・マン』であり... 2024.10.27シネコラム
シネコラム第674回 悪魔と夜ふかし 第674回 悪魔と夜ふかし令和六年十月(2024) 立川 シネマシティ 私は怪談がけっこう好きだ。巧みな語り手による怖い話を聴くと背筋がぞっとする。『四谷怪談』は昔、歌舞伎座で中村歌右衛門のお岩を観られたことが自慢であり、『四谷怪談』だけで... 2024.10.23シネコラム
シネコラム第673回 レザボア・ドッグス 第673回 レザボア・ドッグス平成六年五月(1994)池袋 文芸坐 カフェで食事をしながらおしゃべりするダークスーツ姿の男たち。マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」について、意見を交わす。彼らはそれぞれ本名は名乗らず、ホワイトやブラウンやオ... 2024.10.14シネコラム
シネコラム第672回 ラムの大通り 第672回 ラムの大通り令和六年十月(2024)新宿 新宿武蔵野館 昔は映画は映画館で観るしかなかった。封切りで見逃せば二番館や名画座などに回ってくるのを待つ。TVでの放映は画面が切られ、時間も短縮され、CMで何度も中断されて観ている気がし... 2024.10.06シネコラム
シネコラム第671回 侍タイムスリッパー 第671回 侍タイムスリッパー令和六年九月(2024)府中 TOHOシネマズ府中 私が若い頃は毎日のようにTVで時代劇が放送されていた。人気シリーズは繰り返し作られ、TV局各社が毎週新作を放送し、深夜や昼間の時間帯には再放送もあった。話題の... 2024.09.29シネコラム
シネコラム第670回 ラストマイル 第670回 ラストマイル令和六年九月(2024)新宿歌舞伎町 TOHOシネマズ新宿 ブラックフライデーはアメリカの感謝祭の翌日の金曜日に行われる大安売りで、ショッピングモールでの惨劇を描いた映画『サンクスギビング』が生々しい。 感謝祭のない... 2024.09.22シネコラム
シネコラム第669回 フォールガイ 第669回 フォールガイ令和六年九月(2024)立川 シネマシティ2 映画を題材にした映画は、たいてい映画ファンの心をそそる。 フォールガイとは落ちる男、あるいは身代わりといった意味があり、映画界のスタントマンを現す用語らしい。この映画はタ... 2024.09.16シネコラム
シネコラム第668回 一日だけの淑女 第668回 一日だけの淑女令和六年八月(2024)渋谷 シネマヴェーラ デイモン・ラニアンを初めて読んだのは、高校三年の夏休み、初めて買った早川のミステリマガジンに掲載の『ミス・サラー・ブラウンのロマンチックな物語』で、翻訳は加島祥造だった... 2024.08.18シネコラム
シネコラム第667回 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン 第667回 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン令和六年七月(2024)新宿歌舞伎町 TOHOシネマズ新宿 このタイトルでまず頭に浮かぶのが、フランク・シナトラ他、多くの歌手が歌っているロマンチックなジャズの名曲である。「言い換えると、アイ・ラブ... 2024.08.11シネコラム