シネコラム

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第325回 ウエスタン/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト

第325回 ウエスタン/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト令和元年八月(2019)渋谷 ユーロライブ イタリアでクリント・イーストウッド主演の西部劇を三本撮り、世界で大ヒットさせたセルジオ・レオーネ監督は、マカロニウエスタンの名...
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第325回 ウエスタン/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト

第325回 ウエスタン/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト令和元年八月(2019)渋谷 ユーロライブ イタリアでクリント・イーストウッド主演の西部劇を三本撮り、世界で大ヒットさせたセルジオ・レオーネ監督は、マカロニウエスタンの名...
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第324回 夕陽のガンマン

第324回 夕陽のガンマン平成二十一年七月(2009)京橋 フィルムセンター「ぴあフィルムフェスティバル」のイーストウッド特集で鑑賞。『夕陽のガンマン』は昔、TVの洋画劇場で一度観ただけだった。 荒野を馬で行く男が、かなりのロングで映り、や...
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第323回 真昼の決闘

第323回 真昼の決闘平成二十四年八月(2012)渋谷 シネマヴェーラ 西部劇は正義のヒーローによる勧善懲悪の物語である。ジョン・ウェインのような強い主人公が弱きを助け、強きをくじく。そして平和を取り戻した人々は彼に感謝する。 実をいうと、...
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第322回 大いなる西部

平成二十五年五月(2013)池袋 新文芸坐  池袋新文芸坐でのクラシック特集で鑑賞。 西部劇の古典の一本ではあるが、早撃ちガンマンの決闘などはなく、人間ドラマになっている。最初の荒くれ男たちの馬の曲乗り、いきなり目を瞠った。 西部の町に駅馬...
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第321回 シェーン

平成二十四年十一月(2012)日比谷 TOHOシネマズみゆき座  私は基本的には映画館(試写室も含む)でしか映画を観ないので、なかなか昔の名作にはありつけない。だからTOHOシネマズの午前十時の映画祭は大変ありがたく、そのうちの一本が『シェ...
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第320回 長いお別れ

第320回 長いお別れ令和元年十一月(2019)飯田橋 ギンレイホール  少年も、青年も、中年も、いつしか時の流れとともに、頭髪は薄くなり、腹部はせり出し、眼鏡なしでは本も読めず、固いものを食べれば奥歯が痛む。血圧は高くなり、歩行の速度は遅...
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第319回 セッソマット

第319回 セッソマット平成十八年七月(2006)新橋 新橋文化  以前、新橋文化の二本立てで観た一本がこれだったのだ。まったくなんの期待も予備知識もなかったので、驚いた。一九七三年の作品で、ジャンカルロ・ジャンニーニとラウラ・アントネッリ...
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第318回 ボッカチオ‘70

第318回 ボッカチオ‘70平成十年五月(1998)千石 三百人劇場  四人の監督によるセックスコメディのオムニバス。 第一話『レンツォとルチアーナ』庶民の男女が会社で仕事を続けるために結婚を隠すが、やがてばれて解雇。それでもたくましく生き...
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第317回 カンタベリー物語

第317回 カンタベリー物語昭和四十八年三月(1973)大阪 難波 南街スカラ座  パゾリーニの『デカメロン』は相当に話題になったようで、類似作がたくさん出た。私が観た『ブラック・デカメロン』はアフリカが舞台の黒人版だったが、原作はボッカチ...