シネコラム第259回 素晴らしき哉、人生 第259回 素晴らしき哉、人生平成二十四年一月(2012)府中 TOHOシネマズ府中 クリスマス映画はたくさんあるが、私はこれが一番。 ジェームズ・スチュアート演じる主人公ジョージ・ベイリー。夢は金持ちになって世界一周すること。子供の頃、川... 2019.12.19シネコラム
シネコラム第258回 クリスマス・キャロル 第258回 クリスマス・キャロル平成十四年十二月(2002)西東京 谷戸公民館 年末になると上映されるのがクリスマスストーリー。チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』を文庫で読んだのは、高校生のときだった。 血も涙もない金の亡者、... 2019.12.19シネコラム
シネコラム第257回 携帯忠臣蔵/世にも奇妙な物語 映画の特別編 第257回 携帯忠臣蔵/世にも奇妙な物語 映画の特別編平成十三年一月(2001)新宿 新宿文化シネマ3 一九八〇年代の終わり頃、深夜TVで『奇妙な出来事』という番組があった。『トワイライトゾーン』を思わせる怪奇、SF、ミステリ、ファンタジー... 2019.12.18シネコラム
シネコラム第256回 なにわ忠臣蔵 第256回 なにわ忠臣蔵平成九年十一月(1997)築地 松竹セントラル3 私は忠臣蔵はある種やくざ映画に近いと思っていた。かっとなって見境なく暴力を振るう浅野内匠頭。徒党を組んで殴り込み、仕返しする大石内蔵助以下赤穂浪士。討ち入りの出入りは... 2019.12.17シネコラム
シネコラム第255回 悪党 第255回 悪党平成二十二年五月(2010)阿佐ヶ谷 ラピュタ阿佐ヶ谷 歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』では、元禄の赤穂事件を南北朝の世界に置き換えているので、足利尊氏の執事である高師直が、出雲の武将塩冶判官高貞の妻顔世御前に懸想して袖にされ、腹... 2019.12.15シネコラム
シネコラム第254回 忠臣蔵外伝 四谷怪談 第254回 忠臣蔵外伝 四谷怪談平成六年十二月(1994)新宿 新宿松竹 歌舞伎通の人なら承知だろうが、四世鶴屋南北の『東海道四谷怪談』は『仮名手本忠臣蔵』の裏の世界を描いたパロディになっている。 江戸時代は芝居で史実を実名のまま描くことは... 2019.12.14シネコラム
シネコラム第253回 サラリーマン忠臣蔵 第253回 サラリーマン忠臣蔵平成十三年六月(2001)京橋 フィルムセンター 東宝の社長シリーズに代表されるサラリーマン喜劇に忠臣蔵の筋書きをそのまま当てはめたコメディが『サラリーマン忠臣蔵』である。 時は現代。丸の内の朝の出勤風景は社長... 2019.12.13シネコラム
シネコラム第252回 わんわん忠臣蔵 第252回 わんわん忠臣蔵昭和三十八年十二月(1963)大阪 八尾 八尾東映 私が最初に映画館で観た忠臣蔵がなんであったか、それはわからない。学齢に達する幼児の頃から、祖母に連れられてしょっちゅう映画館に通っていたのは憶えている。たいていは... 2019.12.12シネコラム
シネコラム第251回 決算!忠臣蔵 第251回 決算!忠臣蔵令和元年十月(2019)築地 松竹試写室 忠臣蔵はおそらくわが国ではもっとも有名な物語のひとつだろう。 元禄十四年、江戸城内で赤穂藩主浅野内匠頭が高家筆頭吉良上野介に斬りかかった傷害事件。内匠頭は即日切腹、赤穂浅野家... 2019.12.11シネコラム
シネコラム第250回 探偵/スルース 第250回 探偵/スルース昭和四十八年十月(1973)大阪 梅田 北野シネマ 劇作家ピーター・シェーファーは実は双子で、しかも驚いたことに、双子のもうひとりアンソニー・シェーファーもまた劇作家なのだ。アガサ・クリスティ風の推理劇を書いてい... 2019.12.10シネコラム