シネコラム第169回 生きるべきか死ぬべきか 第169回 生きるべきか死ぬべきか平成元年七月(1989)渋谷 シネセゾン 第二次大戦中、ハリウッドではナチスを茶化すコメディ映画、チャップリンの『独裁者』やエルンスト・ルビッチの『生きるべきか死ぬべきか』が作られていたが、日本はアメリカ... 2019.09.20シネコラム
シネコラム第168回 世にも憂鬱なハムレットたち 第168回 世にも憂鬱なハムレットたち平成八年十二月(1996)日比谷 シャンテシネ3 鳴かず飛ばずの俳優ジョーが心機一転、俳優生命を賭けて『ハムレット』に挑戦しようとする。渋るエージェントに頼み込んで、わずかな資金を出してもらい、オーデ... 2019.09.18シネコラム
シネコラム第167回 恋に落ちたシェイクスピア 第167回 恋に落ちたシェイクスピア平成十一年五月(1999)錦糸町 リッツ劇場 シェイクスピアの生没年は一五六四年から一六一六年で、実は私、他の人の生没年は知らなくとも、シェイクスピアだけは知っている。シェイクスピア劇には殺人場面がたく... 2019.09.18シネコラム
シネコラム第166回 ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ 第166回 ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ平成三年七月(1991)渋谷 シネマライズ渋谷 イギリスの劇作家トム・ストッパードに『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』という舞台劇がある。 デンマーク王が急死し、王弟クロー... 2019.09.17シネコラム
シネコラム第165回 炎の城 第165回 炎の城平成十四年十二月(2002)中野 中野武蔵野ホール 大久保にある東京グローブ座で市川染五郎主演の『葉武列土倭錦絵(はむれっとやまとのにしきえ)』を観たのは平成の初め頃だ。戯作者の仮名垣魯文によって翻案された歌舞伎版の『ハ... 2019.09.16シネコラム
シネコラム第164回 真夏の夜の夢 第164回 真夏の夜の夢平成十二年四月(2000)有楽町 スバル座 妖精の世界でオーベロン王が女王と仲違い、オーベロンは妖精パックに惚れ薬で女王をひどい目に合わせるよう命じる。 パックは森で芝居の稽古をしている職人たちを脅かし、機織りのボ... 2019.09.15シネコラム
シネコラム第163回 十二夜 第163回 十二夜平成十年八月(1998)飯田橋 ギンレイホール シェイクスピアには男女の双子の子供があったそうだ。だからこの芝居を思いついたのだろうか。 双子が乗っている船が難破し、助かった妹ヴァイオラは男装し、縁あって貴族オーシーノ侯... 2019.09.14シネコラム
シネコラム第162回 ヴェニスの商人 第162回 ヴェニスの商人平成十七年十一月(2005)新宿 高島屋テアトルタイムズスクエア 水の都ヴェニスの商人アントーニオは親友バッサーニオの結婚資金を用立てるため、嫌われ者の高利貸しシャイロックから借金する。利息はいらないが、もしも期... 2019.09.13シネコラム
シネコラム第161回 マクベス 第161回 マクベス昭和四十八年十月(1973)大阪 梅田 梅田地下劇場 初めて観たシェイクスピア映画がポランスキーの『マクベス』であったのは、なんとも幸運だった。最初にオリビエの『ハムレット』を観ていたら、私はシェイクスピアを好きになっ... 2019.09.12シネコラム
シネコラム第160回 エド・ウッド 第160回 エド・ウッド平成七年十月(1995)日比谷 シャンテシネ3 どんな世界にも頂点を極める一流の人物がいれば、そこそこに活躍する中堅がいて、さらに底辺で仕事をしているさほど有名でない人たちがいる。もちろん、彼らはみんなそれなりにプ... 2019.09.11シネコラム