シネコラム第78回 恋のジーンズ大作戦 巨人の女に手を出すな 第78回 恋のジーンズ大作戦 巨人の女に手を出すな平成二年十二月(1990)三鷹 三鷹オスカー 大好きな三鷹オスカーが閉館したのは平成二年の十二月だった。新婚時代、妻とふたりでしょっちゅう通った三本立て。いったい何本観ただろうか。閉館前の... 2019.06.21シネコラム
シネコラム第77回 少林サッカー 第77回 少林サッカー平成十四年六月(2002)築地 東劇 チャウ・シンチーというのは無茶苦茶だな。私はけっこう好きだが、ただ無茶苦茶なだけの駄作も多い。 一番面白いヒット作といえば、これはもう『少林サッカー』に違いない。 神業のような少... 2019.06.20シネコラム
シネコラム第76回 チャイニーズ・オデッセイ 第76回 チャイニーズ・オデッセイ平成九年七月(1997)大井 大井武蔵野館 とはいえ、西遊記はやはり中国が本場。『チャイニーズ・オデッセイ』はパロディだが、さすがに中国人が作っているので、原作の味は残している。 斉天大聖孫悟空が観音菩薩... 2019.06.19シネコラム
シネコラム第75回 ドラえもん のび太のパラレル西遊記 第75回 ドラえもん のび太のパラレル西遊記平成四年七月(1992)池袋 テアトル池袋 夏目雅子の三蔵法師以来、日本で作られた西遊記はろくなものがない。原作の背景もなにもなく、ただ女三蔵が猿や河童を引き連れて妖怪退治の旅を続けるという、ま... 2019.06.18シネコラム
シネコラム第74回 西遊記 第74回 西遊記昭和三十五年(1960)大阪 長瀬 長瀬東映 学齢に達する前にかなりの映画を映画館で観ているはずなのに、ほとんど特定できない。小学校高学年になってからはタイトルも内容もだいたいは憶えているのだが。 東映動画の『西遊記』は小... 2019.06.17シネコラム
シネコラム第73回 猿の惑星・創世記 第73回 猿の惑星・創世記平成二十三年十月(2011)大泉 Tジョイ大泉 一九六八年の最初の『猿の惑星』は、メイキャップがすごかった。ロディ・マクドゥール、キム・ハンター、モーリス・エバンスといった名優たちが、特殊メイクで猿の顔になり、演... 2019.06.16シネコラム
シネコラム第72回 新・猿の惑星 第72回 新・猿の惑星昭和四十六年八月(1971)大阪 難波 南街劇場 『猿の惑星』は大ヒットとなり、次々と続編が作られた。私は『続・猿の惑星』だけは深夜TVでの鑑賞だが、あとはティム・バートン版も新シリーズもすべて劇場で観ている。 第三作... 2019.06.15シネコラム
シネコラム第71回 猿の惑星 第71回 猿の惑星昭和四十三年六月(1968)大阪 上本町 上六映劇 中学生の半ばまでは、映画館には父か祖母に連れられて行っていたのだが、中学三年生のとき、『猿の惑星』が公開され、父も祖母も子供だましと言って、観たがらない。どうしても観た... 2019.06.14シネコラム
シネコラム第70回 輪舞 第70回 輪舞平成七年五月(1995)銀座 シャンゼリゼ ロジェ・ヴァディムの作品は六十年代のものが多いので、なかなか映画館で観る機会がない。シャンゼリゼは銀座の東映の地下の劇場で、後に丸の内TOEI②と名を変えた。『輪舞』は映画より先に... 2019.06.13シネコラム
シネコラム第69回 課外教授 第69回 課外教授昭和四十六年九月(1971)大阪 難波 なんば大劇場 高校生になると、ひとりで映画館に行くようになる。ロジェ・ヴァディム監督の『課外教授』を観たのは高校三年で、私はまだ十七歳だった。 ヴァディムといえば、芸術とセックスを... 2019.06.12シネコラム