シネコラム第11回 大魔神 第11回 大魔神昭和四十一年四月(1966)大阪 八尾 八尾会館 祖母が映画好きだったおかげで、幼少時にはしょっちゅういっしょに映画館に通ったが、何を観たか、あまり記憶にないのだ。ほとんど時代劇だったが。 六十年代の小学校入学時には、家に... 2019.04.15シネコラム
シネコラム第10回 シャンハイヌーン 第10回 シャンハイヌーン平成十三年一月(2001)新橋 新橋文化 私の学生時代、『燃えよドラゴン』が大ヒットし、様々なカンフー映画が作られたのだが、中国人のカンフーの名手がアメリカに渡って悪人と対決するイタリア製の『荒野のドラゴン』とい... 2019.04.14シネコラム
シネコラム第9回 荒野の渡世人 第9回 荒野の渡世人平成十八年五月(2006)浅草 浅草名画座 三船敏郎の武士が活躍する西部劇『レッドサン』は公開当時、大変な話題になった。共演がチャールズ・ブロンソンとアラン・ドロン。監督がテレンス・ヤング。 幕府の使節が列車でアメリカ... 2019.04.13シネコラム
シネコラム第8回 さらば荒野 第8回 さらば荒野 昭和四十六年九月(1971)大阪 難波 南街劇場 西部劇のタイトルには「荒野」がつくものがけっこう多い。『荒野の七人』『荒野の決闘』『荒野の用心棒』『荒野のストレンジャー』などなど。『さらば荒野』を観たのは、高校三年の... 2019.04.12シネコラム
シネコラム第7回 犬が島 第7回 犬が島平成三十年十月(2018)飯田橋 ギンレイホール 外国人が日本に抱くイメージ、神社、侍、相撲、寿司、歌舞伎、俳句、太鼓。それらを随所に散りばめた不思議な映画である。ベースは桃太郎の鬼ケ島だろうか。 アメリカのウェス・アンダー... 2019.04.11シネコラム
シネコラム第6回 続・夕陽のガンマン 第6回 続・夕陽のガンマン昭和四十二年十二月(1967)大阪 上本町 上六映劇 私が初めてひとりで映画館に行ったのは、高校に入学してからで、それまでは父か、あるいは祖母と観に行った。祖母は子供向きのディズニー作品にも連れて行ってくれたが、... 2019.04.10シネコラム
シネコラム第5回 不知火検校 第5回 不知火検校平成十一年三月(1999)調布 文化会館たづくり 盲目の居合の達人座頭市は勝新太郎の当たり役だが、その前にも盲人の役を演じている。江戸時代の藪原検校を題材にしたピカレスク『不知火検校』である。 江戸時代、盲人は幕府の庇護... 2019.04.09シネコラム
シネコラム第4回 座頭市と用心棒 第4回 座頭市と用心棒平成二年一月(1990)池袋 文芸坐2 六十年代に大ヒットしたシリーズに勝新太郎の座頭市がある。流れ者の按摩で盲目だが、実は凄腕の剣術使い。仕込み杖をさっと抜いて、あっという間に何人もの敵を斬り倒す。第一作の『座頭市... 2019.04.08シネコラム
シネコラム第3回 椿三十郎 第3回 椿三十郎昭和五十三年十一月(1978)大阪 阿倍野 アポログリーン 黒澤明監督の『七人の侍』は西部劇『荒野の七人』となったが、『用心棒』もまた西部劇になっている。セルジオ・レオーネの非公式リメイク、マカロニウエスタン『荒野の用心棒... 2019.04.07シネコラム
シネコラム第2回 荒野の七人 第2回 荒野の七人昭和四十六年五月(1971)大阪 上本町 上六映劇 映画館では『七人の侍』よりも『荒野の七人』を先に観た。リバイバル上映されたのが、高校三年生のときで、痛快娯楽西部劇に酔いしれた。 メキシコの村が山賊に毎年襲われる。作... 2019.04.06シネコラム