書評・コラム

シネコラム

第515回 用心棒

第515回 用心棒昭和五十三年十一月(1978)大阪 阿倍野 アポログリーン  私は三船敏郎が大好きだ。三船といえば黒澤明、『七人の侍』は映画として文句なしに最高である。が、異彩を放つキャラクターといえば『用心棒』の浪人だろう。 すさんだ宿...
雨宮由希夫

書名『トオサンの桜  台湾日本語世代からの遺言

書名『トオサンの桜  台湾日本語世代からの遺言』著者 平野久美子発売 潮書房光人新社発行年月日  2022年6月23日定価  ¥840E  トオサンの桜 台湾日本語世代からの遺言 (産経NF文庫)作者:平野 久美子潮書房光人新社Amazon...
シネコラム

第514回 荒野の七人 真昼の決闘

第514回 荒野の七人 真昼の決闘昭和四十七年十月(1972)大阪 難波 南街劇場 西部の荒野を馬上のガンマンが駆けて行く。背景に流れるのは『荒野の七人』のオリジナルテーマ曲。『荒野の七人 真昼の決闘』の最初のシーン、邦題は大胆にも有名な西...
雨宮由希夫

書評『やわ肌くらべ』

書名『やわ肌くらべ』                     著者 奥山景布子                        発売 中央公論新社発行年月日  令和4年7月10日定価  ¥1700E  やわ肌くらべ作者:奥山景布子中央公論新社...
シネコラム

第513回 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー

第513回 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー平成十四年十月(2002)大泉 Tジョイ大泉  マイク・マイヤーズが英国スパイと悪の天才の二役を演じるコメディ『オースティン・パワーズ』は三本作られ、二作目の『オースティン・パワーズ デラ...
シネコラム

第512回 パリで一緒に

第512回 パリで一緒に昭和六十三年六月(1988)自由が丘 自由が丘武蔵野館  ウィリアム・ホールデンとオードリー・ヘプバーンが売れっ子脚本家とタイピストを演じるロマンティックコメディ。 巴里祭で賑わうパリ。ハリウッドの脚本家リチャードが...
シネコラム

第511回 アダプテーション

第511回 アダプテーション平成十六年一月(2004)飯田橋  ギンレイホール  スパイク・ジョーンズ監督『マルコビッチの穴』で脚本家として一躍注目されたチャーリー・カウフマンだが、撮影現場では影が薄く、ヒロイン役のキャサリン・キーナーにも...
シネコラム

第510回 キャメラを止めるな!

第510回 キャメラを止めるな!令和四年七月(2022)立川 キノシネマ立川  リメイクは難しい。どんなに上手に模倣しても、それはオリジナルが素晴らしいからで、たいして手柄にはならない。模倣が下手で見劣りしたり、余計なアイディアを加えて失敗...
シネコラム

第509回 バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー

第509回 バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー令和四年七月(2022)吉祥寺 アップリンク吉祥寺  バットマンではなく、バッドマンである。 DCやマーベルのアメリカンコミックを意識したパロディではあるが、フランス映画なのでひねりがあり、...
シネコラム

第508回 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

第508回 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム令和四年一月(2022)立川 TOHOシネマズ立川立飛  スーパーマン、バットマン、スパイダーマン、DCやマーベルの人気コミックは昔からTVや映画で何度も繰り返し映像化されている。 近年でも人...