シネコラム第521回 赤頭巾ちゃん気をつけて 第521回 赤頭巾ちゃん気をつけて昭和四十七年十月(1972)大阪 梅田 北野シネマ 一九六九年の芥川賞受賞作、庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』がベストセラーになったのは私が高校生のころで、薫君シリーズは『白鳥の歌なんか聞こえない』『ぼ... 2022.10.04シネコラム
シネコラム第520回 NOPE ノープ 第520回 NOPE ノープ令和四年九月(2022)府中 TOHOシネマズ府中 UFOを信じるか、信じないか。という議論はそもそもおかしいと思う。UFOとは未確認飛行物体の略語であり、なんだかよくわからないものが空を飛んでいるだけなのだ。... 2022.10.01シネコラム
雨宮由希夫書評『宮澤賢治 百年の謎解き』 書名『宮澤賢治 百年の謎解き』 著者 澤口たまみ発売 T&K Quarto BOOK発行年月日 2022年8月1日定価 2420円(税込) 宮澤賢治 百年の謎解き作者:澤口たまみIndependently pub... 2022.10.01雨宮由希夫
シネコラム第519回 スワンソング 第519回 スワンソング令和四年六月(2022)京橋 テアトル試写室 ウド・キアといえば、一九七〇年代、『悪魔のはらわた』のフランケンシュタイン博士と『処女の生血』のドラキュラ伯爵が強烈に印象に残っている。アンディ・ウォーホル監修、ポール... 2022.09.24シネコラム
シネコラム第518回 チャイナタウン 第518回 チャイナタウン昭和六十三年六月(1988)荻窪 荻窪オデヲン座 アメリカ映画で時代劇といえば西部劇だが、戦前の禁酒法と大恐慌の時代を描いた作品も一種の時代劇のような気がする。 当時、パルプマガジンで活躍したダシール・ハメットや... 2022.09.23シネコラム
シネコラム第517回 アンタッチャブル 第517回 アンタッチャブル昭和六十二年十月(1987)新宿歌舞伎町 新宿プラザ 私のブライアン・デ・パルマ初体験は一九七五年公開の『ファントム・オブ・パラダイス』で、これはわが生涯に観た映画の中でも上位に入る。その後、『キャリー』『悪魔... 2022.09.22シネコラム
シネコラム第516回 ラストマン・スタンディング 第516回 ラストマン・スタンディング平成九年二月(1997)日比谷 日比谷映画 派手な暴力描写で名高いウォルター・ヒル監督が黒澤明の『用心棒』をほぼそっくりそのまま、禁酒法時代のテキサスに置き換えてリメイクしたのが『ラストマン・スタンディ... 2022.09.18シネコラム
シネコラム第515回 用心棒 第515回 用心棒昭和五十三年十一月(1978)大阪 阿倍野 アポログリーン 私は三船敏郎が大好きだ。三船といえば黒澤明、『七人の侍』は映画として文句なしに最高である。が、異彩を放つキャラクターといえば『用心棒』の浪人だろう。 すさんだ宿... 2022.09.17シネコラム
雨宮由希夫書名『トオサンの桜 台湾日本語世代からの遺言 書名『トオサンの桜 台湾日本語世代からの遺言』著者 平野久美子発売 潮書房光人新社発行年月日 2022年6月23日定価 ¥840E トオサンの桜 台湾日本語世代からの遺言 (産経NF文庫)作者:平野 久美子潮書房光人新社Amazon... 2022.09.13雨宮由希夫
シネコラム第514回 荒野の七人 真昼の決闘 第514回 荒野の七人 真昼の決闘昭和四十七年十月(1972)大阪 難波 南街劇場 西部の荒野を馬上のガンマンが駆けて行く。背景に流れるのは『荒野の七人』のオリジナルテーマ曲。『荒野の七人 真昼の決闘』の最初のシーン、邦題は大胆にも有名な西... 2022.09.11シネコラム