雨宮由希夫書評『黒白の一族』 書 名 『黒白の一族』 著 者 明野照葉発行所 光文社発行年月日 2021年12月30日定 価 ¥1800E 黒白の一族作者:明野照葉光文社Amazon あなたの住む町に、相当の変わり者の一族が住み着... 2022.01.09雨宮由希夫
シネコラム第470回 浜の朝日の嘘つきどもと 第470回 浜の朝日の嘘つきどもと令和三年十二月(2021)飯田橋 ギンレイホール 私は映画が好きであり、映画は映画館で観たい。映画館が大好きなのだ。だが、近頃は家庭用の大型TVが普及し、DVDやネット配信も充実し、映画館へ全然行かない映... 2022.01.09シネコラム
シネコラム第469回 ベル・エポックでもう一度 第469回 ベル・エポックでもう一度令和三年十二月(2021)飯田橋 ギンレイホール タイムトラベルサービス。客が好きな時代を選んで時間旅行。ただし、SFではなく、タイムマシンも仮想現実も出てこない。撮影所のセットと衣装や小道具を使い、無... 2022.01.08シネコラム
雨宮由希夫書評『黛家の兄弟』 書名『黛家の兄弟』 著者 砂原浩太朗発売 講談社発行年月日 2022年1月13日定価 ¥1800E黛家の兄弟作者:砂原 浩太朗講談社Amazon 砂原浩太朗(昭和44年生まれ、兵庫県神戸市出身)は、描きつくさ... 2022.01.05雨宮由希夫
雨宮由希夫書評『北斗の邦へ翔べ』 書名『北斗の邦へ翔べ』 著者 谷津矢車出版社 角川春樹事務所発行日 2021年11月18日定価 ¥1700円E北斗の邦へ翔べ作者:谷津 矢車角川春樹事務所Amazon 「勝ち目はないだろう戦(いくさ)」(福... 2021.12.28雨宮由希夫
シネコラム第468回 ダークナイト 第468回 ダークナイト平成二十年八月(2008)新宿 新宿ピカデリー 私の好きなバットマン俳優はティム・バートン監督の二作に出たマイケル・キートンである。バートンのグロテスクともいえるユーモア感覚に、とても善人には見えない面構えのキート... 2021.12.28シネコラム
シネコラム第467回 シザーハンズ 第467回 シザーハンズ平成二年十二月(1991)池袋 文芸坐 アメリカの郊外にある新興住宅地、カラフルな家々がまるでモデルハウスのように建ち並んでいる。そのすぐそばにそびえる小高い丘。丘の上の屋敷に住む発明家が人造人間を創造する。これは... 2021.12.24シネコラム
シネコラム第466回 マルコヴィッチの穴 第466回 マルコヴィッチの穴平成十二年十月(2000)伊勢佐木町 横浜オスカー これぞ奇想天外という言葉がぴったりと当てはまる作品である。 なにしろ、実在のスター俳優、ジョン・マルコヴィッチの頭の中に入るトンネルが偶然に見つかり、マルコ... 2021.12.19シネコラム
シネコラム第465回 時計じかけのオレンジ 第465回 時計じかけのオレンジ昭和四十七年九月(1972)大阪 難波 なんばロキシー 私のキューブリック初体験は『時計じかけのオレンジ』で、十八歳だった。主人公のアレックスは高校生の設定だからほぼ同世代である。 一九六〇年代末から七〇年... 2021.12.08シネコラム
菊池仁2021年新刊書評年末号 2021年新刊書評年末号風呼ぶ狐 西南戦争の潜入警察官 (文藝春秋企画出版)作者:天堂 晋助文藝春秋企画出版部Amazon 天堂晋助『風呼ぶ狐 西南戦争の潜入警察官』が抜群の面白さである。 作者にとっては久しぶりの長編小説の刊行である。そ... 2021.12.07菊池仁