書評・コラム

シネコラム

第391回 フランケンウィニー

第391回 フランケンウィニー平成六年十二月(1994)日比谷 日比谷映画  ティム・バートンはフランケンシュタインが好きなのだと思う。ごく初期の短編が『フランケンウィニー』であり、これは後にストップモーションアニメの長編としてリメイクされ...
雨宮由希夫

書評『魔王の黒幕 信長と光秀』

書名『魔王の黒幕 信長と光秀』著者 早見 俊発売 中央公論新社発行年月日  2020年7月25日定価  ¥880E魔王の黒幕-信長と光秀 (中公文庫)作者:早見 俊発売日: 2020/07/22メディア: 文庫   光秀の前半生は謎に包まれ...
シネコラム

第390回 悪魔のはらわた

第390回 悪魔のはらわた平成七年七月(1995)六本木 俳優座劇場  3Dの映画は昔からあった。私が子供の頃、片目が青、片目が赤のセルロイドの眼鏡で見た記憶がある。 新宿高島屋のオープンに合わせてタイムズスクエア内に登場した東京アイマック...
雨宮由希夫

書評『家康(二) 三方ヶ原の戦い』

書名『家康(二) 三方ヶ原の戦い』著者名 安部龍太郎発売 幻冬舎発行年月日  2020年8月10日定価    本体690円(税別) 家康<二> 三方ヶ原の戦い (幻冬舎時代小説文庫)作者:安部 龍太郎発売日: 2020/08/06メディア:...
雨宮由希夫

書評『光秀の忍び』

書名『円也党奔る 光秀の忍び』著者 早見 俊発売 中央公論新社発行年月日  2020年7月15日定価  ¥700E 円也党、奔る 光秀の忍び (徳間文庫)作者:早見俊発売日: 2020/07/09メディア: 文庫   明智光秀といえば「本能...
シネコラム

第389回 ゴシック

第389回 ゴシック昭和六十三年五月(1988)新宿歌舞伎町 シネマスクエアとうきゅう  怪物を創ったのはヴィクター・フランケンシュタインだが、そのフランケンシュタインを創造したのはうら若き乙女であった。という秘話を描いたのがケン・ラッセル...
菊池仁

『ひねもすのたり新刊書評』2020年8月号

ひねもすのたり新刊書評 2020年八月号 新型コロナウイルスの脅威の中で、もともと羅針盤を持てない政治は、右往左往し、経済は深刻な打撃を受けつつある。人間が営々と築き上げてきたものの脆弱さが際立つばかりの今日この頃である。それでもすごいと思...
シネコラム

第388回 ヤング・フランケンシュタイン

第388回 ヤング・フランケンシュタイン昭和五十一年一月(1976)大阪 千日前 大劇名画座  小学生の頃、TVで毎週欠かさず観ていたのが『ザ・マンスターズ』というアメリカのコメディ。毎回マンスター家にちょっとした問題が持ち上がるというホー...
シネコラム

第387回 フランケンシュタイン(1994)

第387回 フランケンシュタイン(1994)平成七年二月(1995)渋谷 渋東シネタワー1  一九三一年のユニバーサル映画とは違い、メアリー・シェリーの原作にかなり忠実に作られ、時代考証もきちんとしているのが一九九四年、フランシス・フォード...
雨宮由希夫

書評『誰?』

書 名   『誰?』著 者   明野照葉発行所   徳間書店発行年月日 2020年8月15日定 価    ¥770E誰? (徳間文庫)作者:明野照葉発売日: 2020/08/07メディア: Kindle版   冒頭に断っておくが、本書は歴史...