シネコラム第353回 好きと言えなくて 第353回 好きと言えなくて平成八年七月(1996)日比谷 シャンテシネ3『シラノ・ド・ベルジュラック』を観て、思い出したのがこのラブコメディ『好きと言えなくて』 アビーはラジオのペット相談室のパーソナリティ。番組を通じてカメラマンのブライ... 2020.03.22シネコラム
シネコラム第352回 モリエール 恋こそ喜劇 第352回 モリエール 恋こそ喜劇平成二十二年十月(2010)飯田橋 ギンレイホール モリエールは演劇史上、シェイクスピアと並ぶ名高い劇作家である。が、私は昔、その戯曲を読んだとき、まるで吉本新喜劇のようだと思った。この映画でモリエールが演... 2020.03.20シネコラム
シネコラム第351回 シラノ・ド・ベルジュラック 第351回 シラノ・ド・ベルジュラック令和二年二月(2020)築地 松竹試写室 ニューヨークは遠い。ブロードウェイの名舞台を観劇しようと思えば、旅費や滞在費、費やす時間がどれほどかかることか。そこでブロードウェイシネマである。 今回の作品は... 2020.03.20シネコラム
シネコラム第350回 夜霧よ今夜も有難う 第350回 夜霧よ今夜も有難う平成十三年一月(2001)浅草 浅草新劇場 名作『カサブランカ』のパロディで一番好きなのはウディ・アレンの『ボギー俺も男だ』だが、実は日本でも和製『カサブランカ』が作れている。石原裕次郎の歌う『夜霧よ今夜も有... 2020.03.20シネコラム
シネコラム第349回 バーブワイヤー/ブロンド美女戦記 第349回 バーブワイヤー/ブロンド美女戦記平成九年二月(1997)池袋 文芸坐 アメリカ合衆国が軍事独裁化した近未来。ただひとつ自由のはびこる悪の都市があった。まるで『ニューヨーク1997』のマンハッタンとそっくりな設定。 この悪の町で... 2020.03.18シネコラム
シネコラム第348回 ブレードランナー 第348回 ブレードランナー昭和六十三年八月(1988)三鷹 三鷹オスカー 環境破壊の進んだ未来。人間そっくりに作られた労働用のアンドロイドがレプリカント。アンドロイドには人間よりも強い体力が与えられているが、寿命がプログラムされているの... 2020.03.17シネコラム
シネコラム第347回 20世紀少年 第347回 20世紀少年平成二十一年八月(2009)三軒茶屋 三軒茶屋シネマ 三軒茶屋には以前、映画館がいくつもあった。『20世紀少年』と『20世紀少年第2章』を二本立て通しで観たのも、この町だった。 小学生の子供たちが遊びで描いたディス... 2020.03.16シネコラム
シネコラム第346回 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツオトナ帝国の逆襲 第346回 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツオトナ帝国の逆襲平成十三年四月(2001)有楽町 日劇東宝 クレヨンしんちゃんを初めて観たのはこの映画からである。二十一世紀の最初の年に作られた『嵐を呼ぶモーレツオトナ帝国の逆襲』はシリーズ... 2020.03.15シネコラム
シネコラム第345回 ニューヨーク1997 第345回 ニューヨーク1997昭和五十六年六月(1981)大阪 難波 南街文化 一九七〇年代のニューヨークは治安が最悪、犯罪率がうなぎ上りとなる。この事実を踏まえた一九八一年製作の近未来SFが『ニューヨーク1997』である。 一九九〇年... 2020.03.14シネコラム
シネコラム第344回 ソイレントグリーン 第344回 ソイレントグリーン昭和四十八年十一月(1973)大阪 堂島 大毎地下 悲惨な二十一世紀である。時代設定は二〇二二年。国家は機能しなくなり、利益優先の企業が世界を支配している。 水も食料も不足し、本物の肉や野菜は高価すぎて庶民の... 2020.03.14シネコラム