書評・コラム

シネコラム

第217回 シモーヌ

第217回 シモーヌ平成十六年一月(2004)飯田橋 ギンレイホール  舞台はハリウッド、アル・パチーノふんする売れない映画監督タランスキーはわがまま女優にふりまわされて、なかなか作品が完成せず、とうとう元妻のプロデューサーから契約を打ち切...
雨宮由希夫

書評『島津三国志』

書名『島津三国志』著者 井川香四郎発売 徳間書店発行年月日  2019年9月30日定価  ¥2500E島津三国志 (文芸書)作者: 井川香四郎出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2019/09/28メディア: 単行本この商品を含むブログを...
シネコラム

第216回 ドット・ジ・アイ

第216回 ドット・ジ・アイ平成十六年十一月(2004)飯田橋 ギンレイホール  ガエル・ガルシア・ベルナルとナタリア・ヴェルベケの共演したスペイン映画。 実はこの映画、観るまで、全然興味なかった。ただの恋愛映画だろうと思って。飯田橋ギンレ...
シネコラム

第215回 サリヴァンの旅

第215回 サリヴァンの旅平成六年六月(1994)銀座 テアトル西友  銀座のテアトル西友で開催されたプレストン・スタージェス祭。その中で一番気に入ったのが『サリヴァンの旅』である。アメリカがまだ不況の一九四一年の作品。 主人公のサリヴァン...
シネコラム

第214回 ザ・プレイヤー

第214回 ザ・プレイヤー平成七年七月(1995)高田馬場 早稲田松竹  ハリウッドの映画界を舞台にした虚実ないまぜの出世競争劇。ティム・ロビンスふんするシナリオ担当重役グリフィンが謎の人物から絵葉書で脅迫される。「あとで連絡すると言ったく...
シネコラム

第213回 サンセット大通り

第213回 サンセット大通り昭和六十二年二月(1987)新宿 コマ東宝  ハリウッドの映画業界を描いた映画はたくさんあるが、中でも私が一番好きなのがビリー・ワイルダー監督の『サンセット大通り』だ。 プールに男の死体が浮かんでいる。そこからナ...
シネコラム

第212回 ラスト・ムービースター

第212回 ラスト・ムービースター令和元年九月(2019)新宿 シネマカリテ  バート・レイノルズの遺作にして、最後を飾る傑作である。彼が演じるヴィック・エドワーズはかつてのハリウッド大スター。数々のアクション映画に主演し、多くのファン、と...
シネコラム

第211回 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

第211回 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド令和元年九月(2019)浦和 ユナイテッドシネマ浦和  シャロン・テート事件が起こったのが一九六九年の八月。ロマン・ポランスキーの妻、妊娠中のシャロン・テートが自宅に侵入したカルト集団...
シネコラム

第210回 ロケットマンの憂鬱

第210回 ロケットマンの憂鬱令和元年七月(2019)川口 スキップシティ多目的ホール  埼玉県川口市でおこなわれているスキップシティ国際Ⅾシネマ映画祭、デジタルによる映像作品を国内、海外から公募し、優秀作品を上映する映画祭で、二〇〇四年よ...
シネコラム

第209回 古川タクのアニメおもちゃ箱

第209回 古川タクのアニメおもちゃ箱平成十一年十月(1999)東中野 BOX東中野  うちの子供が幼い頃、NHKの幼児番組「おかあさんといっしょ」や「みんなのうた」を、私もいっしょになって、いつも見ていた。 ちょうどその頃、財津和夫の歌う...