書評・コラム

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第180回 ライオン・キング

第180回 ライオン・キング令和元年八月(2019)新所沢 レッツシネパーク  一九九四年のディズニーアニメーション『ライオン・キング』が公開されたとき、手塚治虫の『ジャングル大帝』との類似が話題になった。たしかに似ている。 それはさておき...
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第179回 アラジン

第179回 アラジン令和元年六月(2019)新所沢 レッツシネパーク  ディズニー映画がかつてのアニメーションを次々と有名スターで実写化している。 私の記憶では、最初は『101匹わんちゃん大行進』の実写版だったろうか。アニメ版は小学生のとき...
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第178回 マーウェン

第178回 マーウェン令和元年七月(2019)日比谷 TOHOシネマズシャンテ 第二次大戦中、ベルギー上空を飛行中のアメリカ軍人ホーギー大佐はナチスの砲弾によって撃ち落され、川に不時着するも、敵兵に囲まれ絶対絶命。そこへ武装した五人の美女が...
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第177回 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

第177回 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ令和元年六月(2019)新所沢 レッツシネパーク  ハリウッド版のゴジラ映画は一九九八年にローランド・エメリッヒ監督の『GODZILLA』、二〇一四年にギャレス・エドワーズ監督の『GODZILL...
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第176回 居眠り磐音

第176回 居眠り磐音令和元年六月(2019)武蔵村山 イオンシネマ 雑誌に連載された小説が単行本として出版され、やがて文庫化される。というのが、かつての出版の流れだった。それがいきなり最初から文庫本で出る、いわゆる文庫書下ろしの時代小説。...
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第175回 僕たちのラストステージ

第175回 僕たちのラストステージ令和元年五月(2019)舞浜 シネマイクスピアリ  サイレント時代のチャップリンやキートンは何度かリバイバル上映で観る機会があったのだが、一九三〇年代のハリウッドで大人気だった極楽コンビのローレルとハーディ...
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第174回 ビリーブ 未来への大逆転

第174回 ビリーブ 未来への大逆転平成三十一年三月(2019)青山 ギャガ試写室  アメリカ映画を観ていて、すごいと思うのは、時代色を徹底して出していること。まるでタイムマシンを使ってあの時代に戻ったように、町の風景、走る自動車、屋内のセ...
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第173回 ブラック・クランズマン

第173回 ブラック・クランズマン令和元年七月(2019)高田馬場 早稲田松竹 黒人を差別し、迫害し、ときには見せしめとしてリンチで惨殺する。白人至上主義者の団体KKK。 ブラックパワーが叫ばれ始めた一九七〇年代初頭、アフロヘアーの黒人青年...
雨宮由希夫

書評『義元、遼たり』『氏真、寂たり』

書名『義元、遼たり』著者  鈴木英治  定価 1800円書名『氏真、寂たり』著者  秋山香乃  定価 1900円発売   ともに 静岡新聞社出版部発行年月日ともに 2019年9月20日義元、遼たり作者: 鈴木英治出版社/メーカー: 静岡新聞...
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第172回 運び屋

第172回 運び屋平成三十一年二月(2019)西新橋 ワーナーブラザース試写室 私が映画館で初めてクリント・イーストウッドを観たのは、中学生のとき、作品はイタリアの西部劇『続・夕陽のガンマン』だった。次が大学に入る前、浪人時代に観た『ダーテ...