シネコラム第161回 マクベス 第161回 マクベス昭和四十八年十月(1973)大阪 梅田 梅田地下劇場 初めて観たシェイクスピア映画がポランスキーの『マクベス』であったのは、なんとも幸運だった。最初にオリビエの『ハムレット』を観ていたら、私はシェイクスピアを好きになっ... 2019.09.12シネコラム
シネコラム第160回 エド・ウッド 第160回 エド・ウッド平成七年十月(1995)日比谷 シャンテシネ3 どんな世界にも頂点を極める一流の人物がいれば、そこそこに活躍する中堅がいて、さらに底辺で仕事をしているさほど有名でない人たちがいる。もちろん、彼らはみんなそれなりにプ... 2019.09.11シネコラム
シネコラム第159回 ジェイ&サイレント・ボブ帝国への逆襲 第159回 ジェイ&サイレント・ボブ帝国への逆襲 平成十五年八月(2003)新橋 新橋文化 映画マニアあるいはオタク、フリーク、コレクター、彼らの好むジャンルというのは、アニメーション、SF、オカルト、ホラーなどで、あまり文芸大作のオタクと... 2019.09.10シネコラム
シネコラム第158回 変態家族 兄貴の嫁さん 第158回 変態家族 兄貴の嫁さん平成四年五月(1992)大井 大井武蔵野館 大手日活のロマンポルノ、それ以外のピンク映画、それら成人映画は一種の若手監督の登竜門でもあったのだろう。『おくりびと』の滝田洋二郎をはじめ、ピンク映画界から巣立... 2019.09.09シネコラム
シネコラム第157回 親指スターウォーズ/親指タイタニック 第157回親指スターウォーズ/親指タイタニック平成十二年四月(2000)渋谷 シネセゾン渋谷 親指の先、指紋のある腹の部分にCGで顔を描く。カツラを被せ、服を着せ、この人間の指を使った指人形で『スターウォーズ』と『タイタニック』の物語を再現... 2019.09.08シネコラム
シネコラム第156回 クイーンコング 第156回 クイーンコング平成十三年十月(2001)渋谷 シネクイント 一九三三年の『キングコング』はその後、続編が作られたり、リメイクされたり、アニメになったり、日本でゴジラと戦ったり、いろんな形で作られ続けているが、一九七六年にディノ... 2019.09.07シネコラム
シネコラム第155回 日本以外全部沈没 第155回 日本以外全部沈没平成二十四年二月(2012)大森 キネカ大森 小松左京のSF小説『日本沈没』がベストセラーとなった一九七三年、現実のオイルショックと重なり、世間は不安ムードにおおわれた。なにしろ、活断層の影響で日本列島が海に沈... 2019.09.07シネコラム
シネコラム第154回 シャーロック・ホームズVSモンスター 第154回 シャーロック・ホームズVSモンスター平成二十三年三月(2011)渋谷 シアターN渋谷 二〇一一年三月の大地震発生の直後、東京の盛り場は新宿も渋谷も灯が消えたような有様だった。ちょうどその時期、シアターN渋谷で開催されたのが「ア... 2019.09.07シネコラム
シネコラム第153回 プロデューサーズ 第153回 プロデューサーズ平成十三年一月(2001)渋谷 シネマソサエティ 世紀の駄作『死霊の盆踊り』はあまりのくだらなさゆえ、それが話題になって、多くの映画ファンの知るところとなった。最低作は最高作と同じように印象に残る。 作品が最低... 2019.09.03シネコラム
シネコラム第152回 死霊の盆踊り 第152回 死霊の盆踊り令和元年八月(2019)池袋 新文芸坐 あまりのくだらなさに、それがかえって一部のファンの興味をそそり、話題になるという不思議な現象である。 もちろん、世間にはまったく話にならないほどくだらない最低映画は山ほどあり... 2019.09.03シネコラム