書評・コラム

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第653回 ライ麦畑で出会ったら

第653回 ライ麦畑で出会ったら平成三十年五月(2018)京橋 テアトル試写室 一九六九年。ペンシルバニアの名門校に学ぶジェイミーはJ・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を愛読するあまり、自分を主人公のホールデンと重ね合わせ、所属す...
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第652回 アジャストメント

第652回 アジャストメント平成二十三年六月(2011)大泉 Tジョイ大泉 映画作品は原作の小説とは別のものである。素晴らしい小説を忠実に再現しても、力が足りずに駄作に終わる映画もあり、大幅に改変して原作者が不満を抱こうとも、映画として面白...
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第651回 メリー・ポピンズ

第651回 メリー・ポピンズ昭和五十年一月(1975)大阪 梅田 ニューOS ジュリー・アンドリュースはブロードウェイのミュージカルスターとして『マイ・フェア・レディ』のイライザや『キャメロット』のグィネヴィアを演じていた。 だが、映画化の...
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第650回 ウォルト・ディズニーの約束

第650回 ウォルト・ディズニーの約束平成二十六年四月(2014)大阪 梅田 TOHOシネマズ梅田 ディズニー映画『メリー・ポピンズ』はいかにして生まれたか。一九六一年、ロンドンに住む初老の作家P・L・トラヴァース夫人は重い腰をあげ、カリフ...
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第649回 ドリーム

第649回ドリーム平成二十九年八月(2017)六本木 20世紀フォックス試写室 一九六一年、アメリカは宇宙飛行をソ連と競っており、スプートニクがガガーリンの有人宇宙飛行を成功させたため出遅れ、焦っていた。 NASAには優秀な科学者が多数集め...
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第648回 ARGYLLE/アーガイル

第648回 ARGYLLE/アーガイル令和六年三月(2024)立川 シネマシティ アーガイルチェック模様から007を思わせる出だし。タフでスマートでおしゃれなスパイ、その名もアーガイルが謎の美女に接触し、ギリシアの港町で追跡劇。アーガイルの...
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第647回 ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜

第647回 ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜平成二十四年四月(2012)府中 TOHOシネマズ府中 一九六〇年代、アメリカ南部のミシシッピーは黒人差別が根強く残っている地域。白人の主婦は料理も作らず、掃除もせず、自分の子どものオムツを替えるこ...
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第646回 ヘアスプレー

第646回 ヘアスプレー平成十九年十一月(2007)有楽町 丸の内プラゼール ブロードウェイのミュージカル劇がヒットして、映画化されることは珍しくない。『マイ・フェア・レディ』や『サウンド・オブ・ミュージック』や『ラ・マンチャの男』や『キャ...
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第645回 フェノミナン

第645回 フェノミナン平成九年四月(1997)三軒茶屋 三軒茶屋東映 頭のよくなる薬があれば、『リミットレス』の主人公のように富も名声も思うまま。『猿の惑星創世記』ではアルツハイマー治療薬の実験でチンパンジーが優れた知能を持つようになった...
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第644回 リミットレス

第644回 リミットレス平成二十四年四月(2012)三軒茶屋 三軒茶屋中央 普通、人は脳の機能の二十パーセント程度しか使っていないそうで、もしも百パーセント活性化したらどうなるか。この手の話で、私が一番好きなのは、ダニエル・キイスのSF小説...