番外編 2025 ベストテン

番外編 2025 ベストテン

 二〇二五年に観た映画、私は基本的に家で観た映画、TV放送、DVD、配信などは数には入れませんので、映画館と試写室を合わせて百九十六本でした。
 ベストテンは公式には今年の一月一日から十二月三十一日までの間、劇場で封切られた作品に限られます。昨年十二月公開で一月に観たもの、今年の試写で観ていても来年公開のものは省きます。
 また、私は国立アーカイブやラピュタ阿佐ヶ谷や神保町シアターや新文芸坐などで古い映画も観ますので、それらを除くと、今年一年間に観た今年の映画は日本外国合わせても百四十本程度。一年で千本ほど新作が公開されており、未見の映画が無数にあるのも事実です。したがって、話題作やヒット作も見逃していますので、偏りがある点、ご承知願います。つまり、あくまでも私の個人的な好みであり、芸術性や社会性や世間の評判とは関係ありません。
 なお、当シネコラムで紹介した作品はタイトルの次に発表回の番号を付けておきます。ご興味ある方はチェックしてみてください。

日本映画

1位『宝島』713回
2位『見える子ちゃん』696回
3位『国宝』
4位『緊急取調室』
5位『でっちあげ』
6位『平場の月』
7位『兄を持ち運べるサイズに』
8位『遠い山なみの光』
9位『落語家の業』
10位『死に損なった男』690回
次点『爆弾』『おーい、応為』『TOKYOタクシー』

外国映画

1位『リー・ミラー彼女の瞳が映す世界』715回
2位『ウィキッドふたりの魔女』694回
3位『フランケンシュタイン』712回
4位『ペンギン・レッスン』
5位『サムシング・エクストラ』
6位『ビーキーパー』682回
7位『エミリア・ペレス』703回
8位『DROPドロップ』702回
9位『アーサーズ・ウィスキー』685回
10位『MaXXXine マキシーン』697回
次点『エディントンへようこそ』『ローズ家』『ストレンジ・ダーリン』

 私は映画そのものが大好きなので、つまらなかった映画や嫌いな映画のことにはなるべく言及せず、無視するようにしています。数をたくさん観ていれば、当然ながら中には残念な作品もありますが、そういう駄作に触れることによって、いい作品の優れた点が見えてくると思いますので、決して無駄ではないでしょう。年末に観た今年一番最悪で稚拙で不快な作品。タイトルだけ紹介しておきましょう。
ワースト1位『新解釈 幕末伝』

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