第1号議案:令和6年度事業報告書

第1号議案 令和6年度事業報告書(令和6年4月1日~令和7年3月31日)

事業の成果
本年度は、いわゆる“コロナ禍”もほぼ沈静化し、社会経済活動が正常化に向かう中、当協会の活動はこれまでの活動を改めて総括し、結果を検証し再構築を図ることに重点を置いて活動した 。

電子書籍事業「歴史行路文庫」は、新規タイトルとして、瀬川貴一郎氏の「のらくら同心手控帳[六]:山陰の家」を上梓し、現在は21タイトルのラインアップとなり、2年目を迎えて更なる飛躍を企図したが、非常に厳しい実績で推移した。令和6年度の売上は、前年度から70%減少して210,849円であった。これは大手出版社が一斉に電子書籍のサブスクリプション事業に参入したことが大きい。このために対策検討タスクフォースを立上げ、立て直しのための答申案をまとめ、理事会での承認を得て、令和7年度から進めていく計画である。

当協会の中核事業である日本歴史時代作家協会賞については、例年通り第13回の審査と選定を行い、新人賞に東圭一氏『奥州狼狩奉行始末』、文庫書下ろし新人賞に森明日香氏『おくり絵師』、作品賞に赤神諒氏『佐渡絢爛』、シリーズ賞にあさのあつこ氏『弥勒』『おいち不思議がたり』『闇医者おゑん秘録帖』の各シリーズを選定した。授賞式は令和6年10月18日に日本出版クラブで開催した。当日は、会員、出版関係者、一般来場者等、令和5年を上回る計110名が列席して盛況に終始した。

また新たな事業として、作家の今村翔吾氏がオーナーを務める、神田神保町のシェア型書店「ほんまる」(東京都千代田区神田神保町2丁目23-5)に棚を一つ借りて、令和6年9月から展示販売を開業した。目的は、会員の出版活動の支援と、協会の活動のPRであり、会員の著作物や日本歴史時代作家協会賞受賞作品などを中心に展示販売を展開している。

長年休会していた合評会を令和7年3月29日に開催した。久々の開催のため6人の会員から計13作品が提出され、大いに盛り上がった会となった。今後は定期的に開催していく予定である。

本年度の会報は第9号、第10号を発刊した。

尚、事業が広がってきたことにより、改めて協会の運営組織体制の見直しと検討を行い、協会の諸活動を推進実行する「事業部門」と、事業部門の活動をマネジメントする「管理部門」に二分し、更に「事業部門」を、収益を目的とするプロフィットセンター部署と、収益を目的とはしないコストセンター部署 に区分すること。各部署の責任者は理事が務めることとした。この組織体制見直しに付随して、予てより懸案となっている協会の法人化も推進していくこととなった。今後、会員の意見をまとめて総括して再検討し、令和7年度に具体的に進めていく予定である。

第2号議案:令和6年度活動決算
第2号議案:令和6年度活動決算(令和6年4月1日~令和7年3月31日) 2024年度損益計算書(PDF)ダウンロード 2024年度貸借対照表(PDF)ダウンロード通常総会資料のTopページへ

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