2024年10月18日(金) 17時30分より、東京・神保町の出版クラブで「第13回日本歴史時代作家協会賞 授賞式&受賞パーティー」を開催いたしました。パーティーには、受賞者のほか、日本歴史時代作家協会の会員、会友、多くの出版社関係者など約100名が集まり、盛況のうちに終了いたしました。
授賞式では、三田誠広選考委員長より新人賞、文庫書き下ろし新人賞、作品賞の各賞について詳しい選評がありました。
今回の受賞者は以下の通りです。
●新人賞
東圭一(あずま・けいいち)さん 『奥州狼狩奉行始末』(角川春樹事務所)
●文庫書き下ろし新人賞
森明日香(もり・あすか)さん 『おくり絵師』(ハルキ文庫)
●作品賞
赤神諒(あかがみ・りょう)さん 『佐渡絢爛』(徳間書店)
続いて、青木逸美選考委員から、非公開審査で決定されたシリーズ賞について、今年度より対象が文庫書き下ろし作品に加え単行本作品も含まれることが発表されました。今回の受賞者はあさのあつこさんです。
●シリーズ賞
あさのあつこさん 「弥勒」シリーズ(光文社)、 「おいち不思議がたり」シリーズ(PHP研究所)、 「闇医者おゑん秘録帖」シリーズ(中央公論新社)
授賞式では、三田選考委員長から各受賞者へ表彰盾が授与され、お祝いの花束も贈呈されました。贈呈者には、昨年の新人賞受賞者である羽鳥好之さん、泉ゆたかさん(第8回新人賞)、氷月葵さん(第11回シリーズ賞)、および赤神諒さんのご友人代表として渡邉浩一郎さんが務められました。
その後、新人賞の東圭一さん、文庫書き下ろし新人賞の森明日香さん、作品賞の赤神諒さん、シリーズ賞のあさのあつこさんから、それぞれ受賞スピーチをいただきました。
新人賞受賞・東圭一さん | 文庫書き下ろし新人賞 受賞・森明日香さん | 作品賞受賞・赤神諒さん | シリーズ賞受賞・あさのあつこさん |
授賞式の後、和やかでアットホームな雰囲気の中で、協会会員や出版関係者が親交を深める受賞パーティーが始まりました。
冒頭、日本歴史時代作家協会の菊池仁副代表理事よりご挨拶があり、病気療養中の藤原緋沙子代表理事からのメッセージも代読され、乾杯の発声が行われました。
また、過去の受賞者として羽鳥好之さんと氷月葵さんからもスピーチをいただきました。さらに、国境なき医師団としてガザなどの紛争地で活動され、著書『紛争地の看護師』(小学館)を執筆された看護師・白川優子さんからも特別スピーチをいただきました。
羽鳥好之さん | 氷月葵さん | 白川優子さん |
パーティー後半には歓談を挟み、久宗圭一理事より協会の活動報告が行われました。また、シェア型書店「ほんまる」の棚主企画については橘かがり理事が紹介しました。
病気療養中に「痛みが完治」するようにと「伊丹完(いたみ・かん)」にペンネームを変えた、作家の飯島一次理事によるユーモアを交えた中締めの挨拶を経て、会は閉会となりました。
おかげさまで盛会のうちに20時に終了いたしました。ご出席いただいた皆様、ありがとうございました!
当日の司会進行は、協会の久宗圭一理事と『おから猫』(集英社文庫)で活躍する作家・西山ガラシャさんが担当し、会員有志が準備から受付、運営までを分担して行いました。
皆さん、本当にお疲れさまでした。また来年お会いできることを楽しみにしています。