第12回日本歴史時代作家協会賞受賞作品、決定

2023年8月5日（土）に、第12回日本歴史時代作家協会賞（主催：日本歴史時代作家協会）の最終選考会が開催されて受賞作が決定し、8月8日（火）に発表となりました。

授賞式は2023年10月20日（金）に予定しております。
開催の詳細につきましては、決定し次第、当ホームページでご案内します。

なお、候補作の選考会は2023年6月20日に行われ、「新人賞」候補5作品、「文庫書き下ろし新人賞」候補5作品、「作品賞」候補5作品が決まり、公表しておりました。
※候補作品の対象期間は、奥付の発行日表記が2022年6月～2023年5月のもの。
※新人賞および文庫書き下ろし新人賞は、多ジャンルでの実績は関係なく、時代小説デビューが3年未満の方の作品を対象としています。

第12回		作家名	作品名	出版社 刊行
新人賞	受賞作	高瀬乃一	『貸本屋おせん』	文藝春秋 2022年11月
		羽鳥好之	『尚、赫々たれ 立花宗茂残照』	早川書房 2022年10月
	候補作	青波杏	『楊花の歌』	集英社 2023年2月
		天津佳之	『あるじなしとて』	PHP研究所 2022年6月
		由原かのん	『首ざむらい　世にも快奇な江戸物語』	文藝春秋 2022年11月
文庫書き下ろし新人賞	受賞作	伊藤尋也	『土下座奉行』	小学館文庫 2023年5月
		横山起也	『編み物ざむらい』	角川文庫 2022年12月
	候補作	時武里帆	『大角先生よろず覚え書き』	ハヤカワ時代ミステリ文庫 2023年2月
		西川司	『深川の重蔵捕物控ゑ１　契りの十手』	二見時代小説文庫 2023年5月
		汀こるもの	『煮売屋なびきの謎解き仕度』	ハルキ文庫・時代小説文庫 2022年10月
作品賞	受賞作	上田早夕里	『上海灯蛾』	双葉社 2023年3月
		村木嵐	『まいまいつぶろ』	幻冬舎 2023年5月
	候補作	奥山景布子	『やわ肌くらべ』	中央公論新社 2022年7月
		橘かがり	『女スパイ鄭蘋茹の死』	徳間文庫 2023年3月
		月村了衛	『十三夜の焔』	集英社 2022年10月
文庫シリーズ賞 候補者非公開	受賞者	岡本さとる	「仕立屋お竜」シリーズ	文春文庫
			「居酒屋お夏　春夏秋冬」シリーズ	幻冬舎時代小説文庫
			「八丁堀強妻物語」シリーズ	小学館文庫
		伊多波碧	「名残の飯」シリーズ	光文社文庫
功労賞 候補者非公開	受賞者	該当者なし

選考委員：三田誠広（選考委員長）、菊池仁、雨宮由希夫、理流、加藤淳