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合評会

生田修平「カンガルー」

→PDF版で読みたい方はこちらカンガルー生田修平大阪、東淀川駅前で一杯飲み屋に入った。カウンターのみで4~5人がやっと入れる小さな店だった。奥に客が一人だけいた。茶色い毛皮のコートを着ていたが、よく見るとカンガルーだった。カンガルーは黄色い...
合評会

森田健司「泥棒の磯村さん」

→PDF版で読みたい方はこちら泥棒の磯村さん森田 健司  一 磯村(いそむら)さんと初めて会ったのは、僕が住む街の商店街にある「たぬき屋」という定食屋だった。僕は大学に入学して以来七年、毎晩のようにこの店で夕飯を食べてきた。いろいろ注文して...
合評会

平野周「雪降る永代橋で」

→PDF版で読みたい方はこちら雪降る永代橋で ―大江戸奇っ怪噺―平野 周   一 棒手振の佐吉は、ひどく憔悴していた。 今日も長屋の奥の間に、一人ぽつねんと座って位牌ばかりをを眺めている。正月もずっとそうして過ごした。まるで人の抜け殻みたい...
新刊

【新刊】松永弘高『先駆けの勘兵衛』

2025年2月6日、松永弘高(まつなが・ひろたか)さんの文庫書き下ろし時代小説、『先駆けの勘兵衛』が小学館文庫より刊行されます。戦国時代を駆け抜けた、武将の渡辺勘兵衛を描いた時代小説です。著者からのメッセージ次々に主家を渡り歩きながら手柄を...
新刊

斎藤光顕『秀吉の噓-小田原北条戦記』

2024年12月、斎藤光顕(さいとう みつあき)さんの『秀吉の噓 小田原北条戦記』(郁朋社)が刊行されました。第24回歴史浪漫文学賞特別賞受賞作。氏政の意地と秀吉の深謀。関東制覇目前の北条氏の前に天下統一を目指す秀吉が立ちはだかる。果たして...
ほんまる

【第13回日本歴史時代作家協会賞フェア】第13回日本歴史時代作家協会賞 小冊子

受賞記念フェア、「ほんまる」にて開催中。売り切れの場合はご容赦ください。第13回日本歴史時代作家協会賞のすべてがわかるハンドブック受賞の言葉、選評、ほかの候補作、歴代の日本歴史時代作家協会賞の受賞者リストを掲載した、小冊子。B6判、50ペー...
ほんまる

【第13回日本歴史時代作家協会賞フェア】あさのあつこ『闇医者おゑん秘録帖』

受賞記念フェア、「ほんまる」にて開催中。売り切れの場合はご容赦ください。第13回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞 あさのあつこ 「闇医者おゑん秘録帖」シリーズ(中央公論新社)江戸の町外れ、竹林に囲まれた小さな家に住む「闇医者」のおゑん。彼女...
ほんまる

【第13回日本歴史時代作家協会賞フェア】あさのあつこ『おいち不思議がたり』

受賞記念フェア、「ほんまる」にて開催中。売り切れの場合はご容赦ください。第13回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞 あさのあつこ 「おいち不思議がたり」シリーズ(PHP研究所)十六歳のおいちは、江戸・深川の菖蒲長屋で、医師である父の仕事を手伝...
ほんまる

【第13回日本歴史時代作家協会賞フェア】あさのあつこ『弥勒の月』

受賞記念フェア、「ほんまる」にて開催中。売り切れの場合はご容赦ください。第13回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞 あさのあつこ 「弥勒」シリーズ(光文社)小間物問屋・遠野屋の若おかみ・おりんが水死体で発見された。同心・木暮信次郎は、妻の遺体...
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【第13回日本歴史時代作家協会賞フェア】赤神諒『佐渡絢爛』

受賞記念フェア、「ほんまる」にて開催中。売り切れの場合はご容赦ください。第13回日本歴史時代作家協会賞作品賞 赤神諒 『佐渡絢爛』(徳間書店)時は元禄。金銀の産出が減少し、窮地に立たされる佐渡で次々と怪事件が発生する。御金蔵から消えた千両箱...